AIを活用した新しい街づくりの取り組み
横浜市に位置する青葉台エリアで、2025年1月から2月にかけて特別な実証実験が行われます。このプロジェクトでは、AI技術を用いて、人々の街に対する印象や感じ方を分析し、それをまちづくりに活かす取り組みです。主催は株式会社Safamiiで、三菱UFJリサーチ&コンサルティングとの共同により進められています。
取り組みの背景
近年、まちづくりの分野では、住民のウェルビーイングを重視した評価が求められています。これまでの都市評価は、交通量や地価といった定量的なデータが中心でした。しかし、単なる数値だけでは「居心地の良さ」や「街への愛着」などの主観的な体験が見えにくいのが現状です。そのため、特に自治体や不動産開発においては、さらなる魅力を引き出す新たな評価手法が必要とされています。
参加型の実証実験
今回の実証実験では、生活者が日々感じる「街の印象」を収集し、そのデータをAIによって解析します。対象となるのは青葉台駅周辺の約25箇所で、先着300名の参加者を募ります。参加者は「Monologue」という専用アプリを用いて、自分なりの街の感じ方を投稿します。このアプリは、主観的な印象を数値化し、そのデータを基にAIが分析を行います。
ウェルビーイングな街づくりへの提言
プロジェクトの目的は、収集した主観データを街の成長に活かすこと。今後は、このデータを用いて自治体や開発事業者と連携し、「人が快適に過ごせる街づくり」を目指します。また、この取り組みが成功すれば、他の地域への応用も視野に入れています。
Safamiiの取り組み
Safamiiは、街や地域の価値を可視化するための技術開発に注力しており、これまでも様々な実証実験を行ってきました。たとえば、都市公園と人々の心理状態の関連性や、旅行体験が心理状態に与える影響など、様々なデータを収集・分析しています。
2025年6月からは、三菱UFJリサーチ&コンサルティングと共同研究を行い、日常空間の価値を AIで可視化する新たな技術を構築することを目指しています。
まとめ
この実証実験は、AIを活用した新しい評価手法によって、地域の特性を引き出し、持続可能なまちづくりを実現するための重要なステップです。詳細は公式サイト(
Safamii)や専用アプリのページで確認できます。地域の声を大切にし、皆で心地よい街を築いていくこの取り組みを応援していきましょう。