コロワイド、給食業界初のJFSマルチサイト認証取得
株式会社コロワイドのグループ企業であるハートフルダイニングが、ついに給食業界として初めて「JFSマルチサイト」認証を取得しました。この認証は、一般財団法人食品安全マネジメント協会によって評価され、食品衛生法に基づく管理基準を満たすことが求められる重要なものです。
JFSマルチサイト規格とは?
JFSマルチサイト規格は、フードサービス事業者が遵守すべき食品衛生管理のための基準です。主に、調理工程の管理や原材料の管理を含むHACCP(危害分析重要管理点)や、一般衛生管理を基礎とするGMP(適正製造規範)の実施が求められます。さらに、食品安全マネジメントシステム(FSM)は、これらの取り組みを包括的に管理します。
ハートフルダイニングがこの規格に適合することにより、企業としての信頼性や持続可能性が一段と向上することでしょう。また、外部の審査機関による定期評価が実施されるため、常に高い食品安全基準を維持することが求められます。
食品安全管理の強化
今回の認証によって、調理工程の可視化が進むことが期待されます。これにより、各店舗での食品安全水準のバラつきを抑制し、従業員の意識も高まります。ハートフルダイニングの社長である栢森洋平氏は、「この認証はゴールではなく、新たなスタートである」と述べており、継続的な改善と努力が必要であることを示しています。
コロワイドグループの取り組み
コロワイドは、飲食業を通じて提供する“食の安全・安心”を重要視しています。グループ全体で持続可能戦略を進めており、食品安全に対する高い基準を維持するために、社内検査やアレルゲン表示に対する最適化など、様々な取り組みが行われています。これらの活動は、サステナビリティ経営の一環として推進されています。
今後、コロワイドグループは、国内外のフードビジネスを強化しつつ、2030年度には計画されている売上収益の目標達成に向けて努力をしていくでしょう。
最後に
ハートフルダイニングによるJFSマルチサイト認証取得は、給食事業の安全性を一層高めるものです。それにより、顧客や取引先に対し、確かな安心を提供することが期待されています。これからも業界は、食品安全を確保しつつ、持続可能な社会に向けて進んでいく必要があります。