ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館が受賞
箱根町に位置する「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲」の新棟、綾館が、このほど名誉ある国際デザイン賞である「iFデザインアワード2025」を受賞しました。このアワードは、設立1953年を誇る歴史ある国際的なお祝いで、優れたデザインを認めるもので、世界中から集まった過去11,000件以上のエントリーの中から、選び抜かれた作品に与えられるものです。
自然と歴史を生かしたデザイン
綾館のインテリアデザインは、著名なデザイナーである座間望氏によるもので、厳しい選考を通じて栄誉を勝ち取りました。デザインの主な特徴は、廃材の再利用です。建設時に生じた木材や石材をアートや家具として巧みに使用し、訪れる人々に自然の温もりを伝えています。これにより、箱根の豊かな植栽や地域の記憶が施工に生かされ、心地よい空間が創出されています。また、影の使い方を工夫した照明設計が独特の雰囲気を醸し出し、宿泊者に安らぎを与えることを狙っています。
訪日外国人にも優しいホテル
近年、日本への訪問者が増加している中、森トラストは訪日外国人を受け入れるための環境整備を重視。また、綾館の新設により、38室の本館に22室を追加し、計60室という宿泊施設の拡充を実現しました。これにより、「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲」では宿泊者数の3割から4割が訪日外国人だという実績を誇ります。
地方の観光資源を活用
森トラスト株式会社は、地方創生の一環として、日本全国でユニークなホテル展開を推進しています。奈良や長崎を始め、古い建物を活用したホテルのリニューアルにも力を入れており、それぞれの地域での魅力を引き出しています。このように、観光業を通じて地方の発展に貢献することを目指しているのです。
心温まる宿泊体験
「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」では、全室に温泉露天風呂を完備した客室が用意されており、自然に溶け込んだ贅沢な時間を楽しむことができます。また、犬と一緒に宿泊できるドッグフレンドリーな部屋もあり、ペット連れの方にも安心して滞在していただけるよう配慮されています。客室の全体的なデザインは、洗練さを保ちながらも暖かみをもつ落ち着いた雰囲気を提供しており、訪れるゲストに心からのリラックスを提案しています。
これからの取り組み
今後も森トラストは、地域の魅力を引き出したユニークな宿泊体験を提案し、一層の観光振興に向けた取り組みを強化していく方針です。訪れる人々に志向される体験を提供し、また訪れたいと思わせるようなホテル作りを目指す姿勢は、多くの旅行者に支持されています。
まとめ
「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」の受賞は、ただの栄誉ではなく、地域資源を活かした持続可能な観光の形を示すものとも言えます。今後もこのような取り組みが各地で広がり、日本の観光産業が発展していくことを期待しています。