能とダンスの融合
2025-12-22 11:44:22

伝統能とコンテンポラリーダンスの出会い、身体を通じた表現の探求

2026年1月12日、横浜にて開催される講座「能の身体 ダンスの身体」では、伝統的な能楽とコンテンポラリーダンスの異なる表現方法が一堂に会します。この講座は、能楽師・鵜澤光さんとダンサー・小㞍健太さんという二人のアーティストが登壇し、身体の使い方や表現に関するトークを実施。その内容は、表現としての舞台芸術に対する深い洞察を提供することでしょう。

能楽は、室町時代に大成された舞台芸術であり、独自の型や所作が受け継がれてきました。細かい身体の動きにはそれぞれ意味を持ち、特に重心や方向を意識することが重要です。能楽の公演は一貫して、この伝統的な型を守りながら、繰り返しの稽古を通じて熟練度が高められていきます。

一方、コンテンポラリーダンスは、新しい表現や自由な発想から成り立っています。振付け家やテーマによってその姿は千差万別ですが、瞬間的な判断やその場の感覚に基づき立ち上がるダンスが特徴です。これら二つの形式は一見、まるで対照的かのように思えます。

しかし、呼吸や重心、筋肉の使い方に意識を向け、身体をどのように使うかを問う姿勢が共通しているのです。この講座では、その共通点に着目し、身体にまつわる新たな発見があることでしょう。

鵜澤光さんは、観世流シテ方の能楽師として伝統的な世界で活躍しながら、新たな試みを行っています。新作能の創作や、全国各地での公演を共演する女性能楽師の一人として、彼女は現代的な視点から能楽の可能性を探求しています。

また、小㞍健太さんは、現在も国内外の舞台に立つ現役ダンサーであり、振付家としても活動しています。彼の作品はさまざまな要素が詰まっており、横浜赤レンガ倉庫での振付や舞台『千と千尋の神隠し』への出演など、舞台芸術の新たな価値を作り出しています。

この講座では、鵜澤さんと小㞍さんお二人の視点から、それぞれの「型」や「呼吸」、「空間」に関する実演を交えたトークが行われます。同世代の彼らが、身体の使い方や表現にどのように向き合い続けているのか、そのインサイトに迫る貴重な機会になるでしょう。

能楽やダンスの知識が全くない方でも楽しめる内容になっており、これから舞台芸術を学びたい方やもっと楽しみたい方には最適な講座です。講座はPeatixで参加申し込みを受付中で、定員は50名と限られていますので、早めの申し込みがおすすめです。

皆さまのご参加をお待ちしています!

講座詳細
  • - 日時: 2026年1月12日(月・祝)14:00開始(13:30開場)
  • - 料金: 2,500円
  • - 申込方法: Peatixにて受付中
  • - 主催: 横浜能楽堂
  • - 共催: 横浜赤レンガ倉庫1号館
  • - ファシリテーター: 副島綾
  • - お問い合わせ: OTABISHO 横浜能楽堂(TEL 045-263-3055)


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