湘南エリアの新たな挑戦、食品ロス削減アプリ「トリニコ」
2025年11月8日に行われた「第2回 鎌倉サーキュラーアワード」にて、湘南地域を中心とした食品ロス削減アプリ「トリニコ」が見事に銅賞を受賞しました。運営する合同会社クアッガの代表、斉藤優也氏は、地域に根ざしたフードシェアリングの重要性を説いています。
トリニコの目的と活動
「トリニコ」は、藤沢や茅ヶ崎、平塚、鎌倉、逗子、横須賀、三浦など、湘南エリアに特化したアプリです。このサービスは、地元のパン屋や和菓子屋、ケーキ屋といった個人商店の日々の食品ロスを減少させることを目指しています。
多くの個人商店では、商品の仕込み量が予測しづらく、売り切れによりお客様ががっかりしてしまうことがあります。他方で、過剰に作ると売れ残りが出てしまうという難しいジレンマを抱えています。トリニコは、そうした課題に対して、仕事帰りにお得に食品を購入したいと考える生活者と、地域店舗に貢献する仕組みをつなげています。
このように、地域の資源の循環を促進する仕組みと、参加店舗と利用者が一体となって食品ロス削減に取り組む活動が評価され、銅賞に選ばれたのです。
鎌倉サーキュラーアワードとは
鎌倉サーキュラーアワードは、「ゼロ・ウェイストかまくら」の理念に根ざし、循環型の街づくりを進めることを目指した取り組みです。市民部門、スタートアップ部門、事業者部門の3部門を設け、幅広い応募を受けています。このアワードは、参加者同士がアイデアを共有し合い、共に磨きをかけ合うことを目的としています。
トリニコの未来へ
トリニコは、地域の活性化と食品ロス削減の取り組みをさらに推進していく意向を示しています。地域密着のサービスだけに、鎌倉や湘南地域にお住まいの方々には特に利用をお勧めしたいものです。
審査員からは「地域に根ざした個人商店と協力し、食品ロスに取り組むムーブメントをつくり上げる意義は大きい。まさに心温まるサービスだ」とのコメントも寄せられました。この旨、その関係者たちは、トリニコが地域社会に良い影響を与えることを信じています。
トリニコでは、余剰食品を地域で循環させることを通じて、より持続可能な社会の実現を目指します。おいしい食品をお得に楽しみながら、環境にも配慮した選択をする機会を、ぜひ体験してみてください。
詳細については、
トリニコの公式サイトや
Instagramで確認できます。アプリを通じて、地域とともに活動していく仲間を増やしていくことが期待されています。