LOJELとサックスバーのジョイントベンチャー設立で日本市場へさらなる挑戦

LOJELとサックスバーが日本市場に新たな風を吹き込む

近年の旅行ブームの中で、スーツケースやバッグの重要性がますます高まっています。そんな中、1989年に設立されたLOJELブランドは、その革新性とデザイン性で知られ、多くの旅行者から支持を集めてきました。そして2025年5月12日、LOJEL Limited社と株式会社サックスバーホールディングスが、日本市場におけるさらなる成長を目的としたジョイントベンチャーの設立を発表しました。

この新たな合意は、日本国内での販売を拡大し、30年以上にわたる両社の関係をさらに強化するものです。LOJELジャパン（代表取締役：櫻木隆志）が設立され、日本市場に特化した直営店舗や販売網の構築を目指していく予定です。

LOJEL Limitedの代表者たち

ジョイントベンチャーの背景

LOJELは、香港に本社を置くLOJEL Limited社が展開するブランドで、日本では株式会社サックスバーホールディングスの子会社である株式会社スカイルが日本代理店として活動してきました。この30年以上の歴史の中で、両社は協力関係を深めながら、LOJELブランドの普及と販売試行を行ってきました。

2017年にはリブランディングが行われ、これによりLOJELはより多くの日本の消費者に認知されるようになりました。特に、2019年には新開発のスーツケース「CUBO」が日経新聞のランキングで評価され、優れたデザインと機能性が注目を集めました。この製品の成功が、両社のさらなる協力関係を裏付けるものとなっています。

日本市場への進出 plan

約30年以上の歴史を経て、LOJELは日本市場においてさらなるステップを進めるための戦略を練っています。特に、2026年末までに銀座、表参道、梅田といった主要エリアに直営店舗の開設を計画しており、顧客との接点を増やす考えです。また、百貨店やセレクトショップとの取り引きも進め、プレミアムゾーンへの進出を図ります。

さらに、DTC（ダイレクト・トゥ・コンシューマー）戦略に基づくECサイトの強化も予定しています。サステナビリティを重視した製品作りやカスタマーサービス向上にも力を入れるとしています。

LOJELとは何か？

LOJELは、若い起業家Chih Chang CHIANGが日本で設立したブランドです。創業以来、旅行に関連する製品のデザインに注力し、特にユーザーのニーズを反映した革新的な商品展開で知られています。最近では、環境に配慮した製品作りにも力を入れ、搭載された再生素材の割合を増加させるなど、持続可能なビジネスモデルを追求しています。

今後、LOJELジャパンは日本市場でのさらなる成長を目指し、サックスバーとの連携を強化していくとともに、LOJELブランドの知名度向上と取引先の拡大を図っていきます。顧客の期待に応える製品とサービスを提供することで、その名を更に広めていくことでしょう。