心温まるひな人形展「姉様人形と紙雛」の魅力を紹介

特別展「姉様人形と紙雛てあそびの人形たち」

2025年2月8日（土）から3月23日（日）まで、横浜人形の家において、ひな祭りの文化とその背景を深く理解できる特別展「姉様人形と紙雛てあそびの人形たち」が開催されます。この企画展では、人々の生活に密着したひな人形の歴史や魅力に迫ります。

ひな人形の魅力

姉様人形は、その名の通り、女性の親しみやすさと温もりを象徴する存在です。小さな手に持って遊ぶために作られたこの人形は、子どもたちにとって大切な遊び相手でした。一方、紙雛は信仰の要素を持ちながら、玩具としても楽しめる独特の存在感が魅力です。これらの人形の展示を通じて、かつての生活文化を感じることができるでしょう。

展示内容

展示は以下の5つのセクションに分かれています。
1. 姉様人形の紹介
- 歴史や素材、形状など特徴を詳細に解説。
2. 郷土の姉様人形特集
- 実物と再現品を通して、地域ごとの姉様人形を展示。
3. 大正・昭和のてあそび人形
- 期間を代表する手作り人形の文化を紹介。
4. 現在も続く姉様人形制作
- 現在でも作り続けている地域の技法を紹介。
5. 紙雛と姉様人形
- 古い信仰との関係や遊びの進化について解説。

ギャラリートークの開催

期間中には、無料で参加できるギャラリートークも開催されます。展示解説は事前の予約が必要なく、参加者は気軽に参加できます。日時は2月9日、2月16日、3月2日の各日11:00からと15:00からの2回行われます。

特別ワークショップとトークイベント

ワークショップも用意されており、3月2日（日）には、「かしらあねさま」を作る体験ができます。和紙を用いて日本髪を作り、お好きな髪飾りであなただけのあねさまを作る楽しさは、年齢を問わず味わえます。参加費は1,000円で、参加希望者は事前予約が必要です。

また、3月23日（日）には、著名な郷土玩具の専門家、中村浩訳氏によるトークイベントが行われます。この機会に姉様人形の奥深い魅力を直接聴くことができる貴重なチャンスです。定員は60名で、こちらも事前の申し込みが必要です。

まとめ

この特別展は、単に人形を展示するだけではなく、歴史や文化、さらには親しみやすさを感じられる貴重な体験を提供します。姉様人形や紙雛を通じて、子どもから大人まで楽しめるひな人形の深い世界に触れてみてはいかがでしょうか？

会場情報：横浜人形の家
入館料：大人1,000円、小中学生500円、未就学児は無料
休館日：月曜日（祝日の場合は翌月曜日に振替）

ぜひ、心温まるひな人形展に足を運び、その魅力に触れてみてください。