全国35ホテルで開催される「石川・能登レストランフェア2025」
2025年の6月1日から30日まで、全国の35の東急ホテルズが参加する「石川・能登レストランフェア」が開催されます。これは、能登地方及び石川県の地元食材を用いた料理を提供し、地域支援を目的とした一大イベントです。このプロジェクトは、昨年の震災やその後の復興支援の一環として位置づけられています。
地域応援の取り組み
今回のフェアは、令和6年に発生した能登半島地震を受け、地元の生産者を後押しするために行われます。特に「応援消費おねがいプロジェクト」に賛同しており、昨年も同様のフェアを開催し、約4,147人が参加しました。震災からの復興にはまだ時間がかかる中、継続的な応援が求められています。
ホテルでのメニューは、能登牛や能登豚、そして豊富な魚介類や加賀・能登の野菜をふんだんに使用した料理が並びます。特に、ホテル側は生産者へのオマージュを込めたメニュー作りに力を入れています。
職人たちの技が光る料理たち
各ホテルのシェフたちは、エレガントでありながらも地元の食材の持ち味をしっかりと引き出すメニューを考案しています。例えば、横浜ベイホテル東急では、小松市のトマトと岩もずくを使ったスーラータンや、能登高農園の黒鮑を使用したスパイシーパウダーがけが提供されます。金沢東急ホテルでは、能登豚のカツを盛り込んだバーガーや、地元の甘海老を使ったカレーが楽しめます。
食材へのこだわり
石川県で育った能登牛は、その細やかな肉質と高品質な脂身で知られており、特に全国和牛能力共進会での賞も受賞した歴史があります。能登豚は、天然の能登の水で育てられ、柔らかさと甘みが際立つ味わいです。さらに、加賀太きゅうりや地元の魚介類も特徴的で、これらを組み合わせた料理は多彩です。
また、各ホテルでは、地元の生産者の顔が見えるような取り組みも行っています。提供するメニューにはその食材や生産者のストーリーが詰まっており、食を通じて石川県の文化と魅力を発信しています。
フェア期間中の楽しみ
「石川・能登レストランフェア」は期間中、特別メニューを提供するだけでなく、各ホテルでは食材にまつわるイベントやワークショップも開催予定です。訪れるゲストにとっては、ただ料理を楽しむだけでなく、地域の人々とも触れ合う機会となることでしょう。また、参加者全員に「応援消費おねがいプロジェクト」のロゴがあしらわれたメニューが提供され、意識の広がりに貢献します。
まとめ
この6月、石川・能登の恵みを楽しむために、ぜひ全国の35のホテルへ足を運んでみてください。復興支援の思いを感じつつ、美味しい料理がもたらす幸せを味わいましょう。ホテルごとの個性豊かなメニューの数々、ぜひご期待ください。