新しいロボ搬送技術
2025-09-02 16:05:21

日本精工と人機一体が共同開発する新しいロボット搬送技術の展望

日本精工と人機一体が目指す新たなロボット技術



日本精工株式会社(NSK)と株式会社人機一体が連携し、新たなロボット搬送技術『アクティブキャスタPalGo™ 高荷重タイプ』の共同開発を進めています。2024年の本プロジェクト開始から、両社の専門技術を結集させることで、2025年12月に東京ビッグサイトで行われる国際ロボット展[iREX2025]での展示を目指しています。

プロジェクトの背景



アクティブキャスタPalGo™は、NSKが開発した駆動ユニットで、全方向に自由に動くことができる点が大きな特徴です。特に2022年の国際ロボット展で初めてコンセプトモデルが展示されたことで注目を集めました。その後、2024年に医療分野で負担軽減を目的としたロボットMOOVO™に組み込まれ実用化が進みました。

一方、人機一体は狭小空間での重量物の搬送が可能な技術を求めています。両者の技術ニーズが重なったことから、共同開発が始まりました。

デザインと機能



このプロジェクトのために、デザイン担当としてznug designの根津孝太氏が参加しています。彼はコンセプトスケッチとデザインマネジメントを担当し、『力の流れを可視化する』ことをテーマにしたデザインを進めています。特に、PalGo 高荷重タイプでは、2基のモータを用いた差動機構が採用され、駆動機能と旋回機能が実現されています。

デザインでは、外装にオレンジのラインを配置し、力の流れを視覚的に伝えることを目指しています。これにより、単なる機能だけではなく、機械の美しさも享受できる製品となることを意図しています。

キックオフの様子



最近、プロジェクトのキックオフイベントが行われ、コンセプトスケッチが披露されました。参加者たちはそのデザインを元に、iREX2025での展示方法やブースのレイアウトに関するディスカッションを行いました。このイベントは、両者のコラボレーションの重要なステップとなりました。

今後の展開



NSKと人機一体は、iREX2025での共同展示に向けて準備を進めています。展示内容の詳細は2025年11月頃に発表される予定です。彼らの共同開発によって生まれるアクティブキャスタPalGo™ 高荷重タイプは、まさにロボット技術の新たな進展を示すものと言えるでしょう。

各社からのコメント



人機一体の野村方哉氏は、「狭い空間での重量物搬送の自由度を追求してきました。このプロジェクトを通じて、力の流れを可視化するデザインを実現したい」と述べています。一方、根津氏は「この技術が次代を動かすことを確信しています」と自信を語り、両社のコラボレーションがもたらす未来に期待を寄せています。

技術の進歩とデザインの融合によって、2025年には興味深いブースがiREX2025で見られることでしょう。私たちはその結果を楽しみにしています。


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