VARRELの再始動とVCT Pacific 2026参戦
神奈川県横浜市に本社を置くeスポーツチームVARRELが、韓国の新鋭チームSLT Seongnamとともに、2026年VALORANT Champions Tour Pacific(VCT Pacific)に参戦することを正式に発表しました。これにより、日本と韓国の強力な競技体制を持つ新たなチームが誕生します。
VARRELの歴史と挑戦
VARRELのVALORANT部門は2023年1月に設立され、2023シーズンで様々な戦いを経験しました。特にVALORANT Challengers Japan 2024シーズンでは、Main Stageへの進出を果たし、さらにプレイオフ進出を果たすなど、その存在感を示しました。しかし、オフライン大会には進むことができず、2024年9月からは一時的に競技活動が休止されました。
この活動休止期間中、ファンからの「再びVALORANTで戦う姿を見たい」という熱い応援が、VARRELにとって復活への原動力となりました。ファンからの期待を胸に、水面下で再び競技シーンへの復帰を模索していたVARRELにとって、SLTとの出会いは運命を変える出来事となりました。
SLTとの新たな出発
SLTは、2025年VCT Ascension Pacificを制し、急成長を遂げた韓国のeスポーツチームです。その若く才能豊かな選手たちと、勝利に対する強い執念は、VARRELの理念「意志力」に完全に合致していました。このような共通の価値観のもとに、両チームは協力し合うことを決意し、VARRELとして共に2026年シーズンを戦うこととなりました。
日本と韓国の架け橋
新たに形成されたVARRELチームは、SLTの選手・スタッフを加えて、国際リーグでの強固な競技体制を構築することを目指します。また、日本国内の競技レベル向上を意識したアカデミーチームの設立によって、日韓を繋ぐクロスボーダー型のチーム運営を進めていきます。この試みは、日本と韓国のeスポーツ界に新しい価値と競争をもたらすことでしょう。
代表の鈴木文雄のコメント
「VALORANT部門の再始動を模索する中でSLTと出会えたことは、運命的な出来事です。この素晴らしいチームとの出会いが、私たちにとっての新たな価値を示すことができると強く信じています。ファンの皆様には、再びVALORANTの舞台に挑む私たちへの温かい応援を期待しています」と、VARREL CEOの鈴木氏はコメントしています。
SLT Seongnamのコメント
SLTの最高執行責任者であるキム・ハンヨンが「VARRELと共に新たな歴史を刻むことに心から感謝します。新しい環境で選手たちは最高のパフォーマンスを発揮すべく、既に決意を固めています。ファンの皆様も、VARRELとしての素晴らしいプレーにご期待ください」と述べています。
未来に向けて
VARRELとSLTが手を組むことは、日本と韓国のeスポーツ界にとっても新しい風を吹き込むことになるでしょう。両チームは、国際的な舞台で日本のレベルを向上させ、eスポーツ文化の普及に寄与することを目指します。興奮に満ちた2026年VCT Pacificのシーズンが待たれます。