ネパールドライバー採用
2025-10-30 15:11:22

ネパール出身の特定技能ドライバーをあおい運輸が採用し、日本式交通教育を実施

あおい運輸がネパールから特定技能ドライバーを採用



建設資材の運搬を行う株式会社あおい運輸は、ネパールから特定技能ドライバーを採用する取り組みを進めている。2023年10月14日、同社の矢崎翔太専務取締役をはじめとするチームがネパールのカトマンズを訪れ、ドライバー候補者の面接を実施した。

この面接は、ドライバー専門の人材会社である株式会社アズスタッフとネパールの送り出し機関Kizuna H.R. Solutions Pvt.Ltdが主催したもので、これは同年8月に続く2度目の実施となった。面接には、ネパールの運転免許を持つ若年層の4名の候補者が参加し、すでに日本語能力試験と技能評価試験に合格している。

面接の流れと内容



面接はまず対面形式で行われ、候補者の運転経験や職務内容、日本に行く理由などを聞き取り、続いて質疑応答を行い、条件の確認を丁寧に進めた。さらに、面接を終えた後に、運転適性を測るための運転試験が実施された。この運転試験はネパールの教習所で、マイクロバスを使用して行われた。

運転技術の確認



実際に候補者の運転を見極めることで、ギアチェンジのタイミングやクラッチの使い方、安全確認の方法など、各候補者の運転における課題を特定することができた。矢崎専務は「ネパールの方々は非常に働く意欲が高く、期待している。今後の課題は、私たちの日本での仕事スタイルを彼らに理解してもらうことです」と述べた。

参加者の声



面接に参加したBAJRACHARYA SUNDAR(バジュラチャルヤ・スンダル)さんは、自身の家族について語り、「妹が日本にいて、私は家族のために早く働きたい。この機会を通じて送金を実現したい」と意気込みを示した。

日本式交通教育の取り組み



株式会社アズスタッフによる日本式交通教育は、特に注目される部分です。教習指導員の国家資格を持つ元自動車教習員がネパールに滞在し、合計80時間にわたる交通教育を実施しています。これには学科教習40時間、実技教習40時間が含まれ、日本で新規に免許を取得するのと同等以上の内容をカバーしています。

ネパールは運転スタイルが日本と似ており、国民性が穏やかであるため、交通教育が進めやすい環境です。株式会社アズスタッフの谷口愛斗社長室長は「日本のドライバー不足は今後ますます深刻になり、外国人ドライバーの助けは避けて通れない」と現状を訴えています。徹底した教育を通じ、質の高いドライバーを日本に紹介する方針を示しました。

企業情報



株式会社あおい運輸は1964年に設立され、横浜を拠点に建設資材の配送と関連サービスを展開しています。ドライバー不足が進行する中、海外からのドライバー採用に取り組むことで、持続的なサービス向上を目指しています。これからの事業の進展に要注目です。


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