岡山大学の教授陣が世界的な科学者として連続選出！新たな研究の未来を切り拓く

岡山大学高等先鋭研究院の資源植物科学研究所に所属する馬建鋒教授と山地直樹准教授が、2025年版「世界で最も影響力のある科学者」に選ばれたことが発表されました。これは、Clarivate Analytics社が発表した「高被引用論文著者リスト」に基づくもので、馬教授は2015年から11年連続の選出となり、山地准教授も通算10回目の名誉ある受賞を果たしました。

この2人の研究者は、植物の生育に必要不可欠な各種ミネラルの輸送メカニズムについて数多くの課題を解明してきました。彼らの業績は「植物・動物学/Plant & Animal Science」の分野で、国際的に高く評価されています。

毎年、世界中の優れた研究者が注目されるこのリストには、自然科学と社会科学を合わせて21の分野が含まれています。2014年から2024年にわたり、信頼性の高い学術ジャーナルに掲載された論文の中で、特に引用数の高い約7,000人の著名な研究者が選出されます。この選出は、研究の影響力を示す一つの指標とされ、研究者は後続の研究にも強い影響を与えることが期待されています。

受賞に際して、馬教授は「日本人研究者の選出が年々減少している中で、11年連続で選ばれることができたことは非常に光栄です。これまでの努力が報われた結果だと感じています。今後も精進を続けます」と心境を語りました。一方、山地准教授も「少しずつ前進し続けていきます」と今後への意気込みを示しています。

岡山大学は2023年7月に「岡山大学最重点研究分野」を制定しており、農作物や植物科学の分野もその一環です。馬教授と山地准教授の研究は、岡山大学におけるこの分野の発展に寄与しており、地域の中核的な特色ある研究大学としてさらなる成長に期待が寄せられています。

岡山大学は、地域の持続可能な発展にも貢献し、国連の「持続可能な開発目標（SDGs）」を支援している国際的な大学です。今後も、馬教授や山地准教授をはじめとする研究者たちの活動に目が離せません。