AWS移行を支える人事給与サービス『PROSRV』の進化
株式会社エクサは、三菱総研DCSの人事給与サービス『PROSRV』において、メインフレームからAWS(Amazon Web Services)へのリホスト移行を成功させました。この技術革新により、月間55万人の処理を支える『PROSRV』は、安定した運用を実現し、インフラコストも削減されました。
背景とプロジェクトの経緯
『PROSRV』は、約2000社に導入されている企業の基幹サービスです。しかし、長年使用されてきたメインフレーム基盤の維持コストが上昇しており、これを解決するためにリホスト移行が計画されました。エクサは、マイグレーションに関する20年以上の実績と技術力を活かし、2023年にプロジェクトを開始し、2025年に本稼働を目指しています。
移行プロジェクトでは、エクサとDCSが密に連携しました。シビアな人事給与システムにおける1円の誤りも許されないため、既存の資産の調査・分析を行い、移行対象を絞ることで、スムーズなクラウド移行を実現しました。
移行プロセスの詳細
対象となったのは、約4000本のCOBOLプログラムと3000本のJCLです。エクサとDCSは、これらのプログラムの利用状況を確認し、不要なものを整理して移行対象を絞ることで、安全かつ高性能なクラウド基盤を構築しました。特に、処理速度において高負荷処理を支えなければならないため、ストレージ構成も見直され、より高性能な「Amazon EBS」へと変更されました。
本稼働後の成果と今後の展望
移行後、クラウド基盤は安定稼働を続けており、特に年末調整処理などのピーク時には、遅延なく業務を遂行できています。この安定性は、エクサが製品ベンダーと連携して行った設定最適化の結果でもあります。
この成功により、従来のメインフレームによる維持コストが削減されただけでなく、将来の機能拡張やBCP(事業継続計画)の強化に向けた基盤が整備されました。今後、DCSはクラウド基盤を活用して『PROSRV』のさらなるサービス価値を高めていく予定です。
最後に、エクサも引き続き、モダナイゼーションのパートナーとして、同サービス及びDCSの発展を支援することになります。顧客の方々により良いサービスを提供し続けるために、両社はこれからも力を合わせて取り組んでいくでしょう。
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