作家と画家のやり取りを堪能できる展示『大佛次郎と山口蓬春』開催のお知らせ

大佛次郎と山口蓬春展の見どころ

2025年1月21日から4月20日まで、横浜の大佛次郎記念館で『大佛次郎と山口蓬春―作家と画家、重なるまなざし』というテーマ展示が行われます。この特別な展覧会では、同時代に活躍し、それぞれの分野で新しい挑戦を続けた作家と画家の足跡が紹介されます。

山口蓬春の軌跡

山口蓬春（1893-1971）は、独自のスタイルで日本画壇に名を馳せた画家として知られています。彼は数多くの作品を生み出すだけでなく、文学との関わりも深かったのです。特に、著名な作家・大佛次郎（1897-1973）とのコラボレーションが大きな特徴です。大佛次郎のエッセイや歴史小説などに挿絵や装幀を手がけた蓬春の作品は、視覚と物語がどのように交わるかを教えてくれます。

同時代を生きた二人

大佛次郎は、「パリ燃ゆ」や数々の時代小説を執筆した作家であり、彼の作品における挿画は山口の独特な感性を反映しています。二人の作品は、ただ美しいだけでなく、当時の歴史や文化も感じさせるため、展示を通じてその重要性を再確認できるでしょう。相互に影響を与え合った関係性が明らかになること間違いなしです。

展示の内容

展示では、二人が共同で手がけた作品の紹介をはじめ、彼らの個人的な趣味やライフスタイル、愛情をもって接した妻やペットの話にも焦点が当たります。これにより、観覧者はただの芸術作品を見るのではなく、二人のより深い人間性や情熱を感じることができます。

料金と時間

展示は、毎週月曜日（祝日の場合は翌火曜日）を休館日とし、3月までは10:00から17:00、4月以降は17:30まで開館します。入場料は大人200円、中学生以下は無料とし、特に横浜市在住の65歳以上の方は100円で入館できるなど、お得なプランも整っています。特別に設定された「市民の読書の日」や高校生向けの無料日も見逃せません。