岡山大学、令和7年度役員執行部体制を発表
2025年4月12日、国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、令和6年度末に任期満了を迎える役員たちの後任を決定し、新たな役員執行部体制を発表しました。これにより、研究や地域貢献をより一層推進する意向が示されています。
新役員体制の概要
岡山大学の新役員体制は、理事7名、副理事10名、上席副学長2名、副学長7名といった構成になります。特に昨年度から引き続き、学長が理事(研究担当)を兼任することになったため、研究に力を入れた体制となっています。理事は、高い専門性を持つメンバーが選ばれており、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の推進にも重要な役割を果たします。
役職者の紹介
新たな役職者には、理事として三村由香里(企画・評価・総務担当)、菅 誠治(教学担当)、前田嘉信(医療担当、岡山大学病院長)などが名を連ねています。副理事には、法務や国際教育戦略、デジタルトランスフォーメーションを担当するメンバーが揃い、多角的な視点からの戦略策定が期待されます。
病院長には前田嘉信氏が再任され、医療系の研究や教育改革にも注力される見込みです。特に新しい医療研究拠点の設立に向けた取り組みが進むことで、地域の健康問題や医療サービスの改善にも寄与することでしょう。
研究大学としての目指すべき方向
岡山大学は、「J-PEAKS」プロジェクトを通じて、地域と連携しつつ、国際的な研究大学群の一員として存在感を高めることを目指しています。このプロジェクトの具体的な取り組みとして、地域と共創しながら持続可能な発展を実現するための新たな研究テーマやプロジェクトが期待されています。
岡山大学はこれまでにも、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に基づく活動を活発に行ってきました。新体制のもと、さらに地域社会の課題を解決し、世界に焦点を当てた研究が行われることでしょう。
今後の展望
新たにスタートする役員執行部体制には多くの期待が寄せられています。教育と研究の融合、さらには地域との連携を強化する方針が示されている中、国際的に通用する研究大学としての岡山大学がどのように成長していくのか、その動向に注目が集まります。特に、地域貢献を通じた教育の充実と、研究の深化に加え、国際的なネットワークの構築へも期待が高まっています。
岡山大学の新役員執行部体制がもたらす未来の可能性に、地域社会や教育界から大きな期待が寄せられています。今後の本学の活動にご注目ください。