マークスライフが札幌に支店を開設
2025年6月1日、マークスライフ株式会社が北海道札幌市に新たな支店、札幌支店を開設することが発表されました。これは、深刻化する空き家問題の解決を図るための一環であり、地域における持続可能な社会の実現に向けた重要なステップとされています。会社本社は東京都中央区に位置し、今回の支店開設により、同社の全国の拠点は15ヵ所に増加します。
空き家問題の現状
最近の住宅・土地統計調査によると、北海道における空き家の割合は過去最高の15.6%を記録しており、約45万2000戸が存在しています。この数字は全国で4番目に多い空き家率となっており、北海道の人口も減少傾向にあるため、今後ますますこの問題が深刻化する可能性があります。また、179の市町村のうち117自治体が「消滅可能性自治体」に分類されており、地域の未来を危惧する声も高まっています。
このような状況において、マークスライフはこれまで北海道に支店がない中でも、2024年度には前年比で約2倍の問い合わせを得るなど、地域のニーズに応える必要に迫られていました。そのため、札幌に支店を設立するという決断に至ったのです。
提供するサービス
マークスライフは、お客様に寄り添い社会課題を解決することを企業理念として掲げています。そのため、空き家問題への対応に加えて、さまざまなサービスを展開しています。
1.
成仏不動産: 事故物件の取り扱いを行い、新たな価値を見出す取り組みです。
2.
おまもり不動産: 生前整理のサポートを行い、安心度を高めるサービスです。
3.
葬祭事業者サポート: 遺族のための遺品整理や相続手続きを支援します。
4.
富動産市場: 一般的に取引が難しい空き家や“負動産”に新たな価値を与え、活用計画を提案します。
これらのサービスを通じ、地域社会に貢献し、持続可能な不動産の再生を図ることができるのです。
札幌支店の基本情報
札幌支店の所在地は、北海道札幌市中央区南1条西5−20の郵政福祉札幌第一ビル6階にあり、2025年6月1日から営業を開始します。具体的な連絡先は、電話011-600-0230、ファックス011-600-0231となります。これにより、地域の皆様とのつながりをより強化し、安心して利用できるサービスを提供していく所存です。
支店長も挨拶の中で、地域全体の生活の質を向上させるために様々な取り組みを行い、企業や自治体と連携を進める意向を示しています。また、空き家や問題を抱える地域住民とのコミュニケーションを深め、より良い社会を構築することが企業の使命であると強調しました。
会社概要
マークスライフ株式会社は、東京都中央区日本橋本石町に本社を構え、資本金は272,466,662円です。主な事業には不動産買取や仲介、コンサルティングが含まれており、多様なサービスを通じて地域社会に貢献しています。公式ウェブサイトもあり、詳細情報が掲載されていますので興味のある方はご覧ください。
まとめ
北海道札幌市におけるマークスライフの新たな支店開設は、地域の空き家問題をはじめ、さまざまな社会課題解決に貢献するひとつの大きなステップです。今後の展開に注目し、地域との繋がりを深めながら、安心して暮らせる社会の実現を目指します。