横浜市のオンライン法律相談が始まる
神奈川県横浜市では、法律相談のための新たな取り組みとして、NTTコム オンラインが提供するビデオ通話ツール「ビデオトーク」が採用されました。この取り組みは、特に来庁が難しい方々にとって大きな意味を持つものです。2025年5月より開始予定のこのオンライン相談は、スマートフォンから気軽にアクセスできることで、多くの市民に利用されることが期待されています。
横浜市の「横浜DX戦略」
横浜市は「横浜DX戦略」の一環として、市民に対するサービス向上を目指しています。この戦略では、デジタル技術を活用して業務の効率化を進め、利便性を向上させることが求められています。「書かない・待たない・行かない そしてつながる」というテーマで、オンラインでの相談が実現に向けて動いているのです。
従来は対面や電話で行われていた法律相談ですが、コロナ禍の影響で非対面での相談のニーズが高まりました。そんな状況を受け、横浜市では特に家庭の事情などで外出が難しい方々が相談しやすい環境を整えることが必要とされ、ビデオトークの導入が決定されたのです。
ビデオトークの導入理由
横浜市役所の市民相談室では、「ビデオトーク」の導入にあたり、操作が簡単で分かりやすい点が評価されました。市民相談室の担当者は「子育て中や外出が難しい市民が自宅から相談できる環境を提供したい」との思いを語っています。オンライン相談を通じて、利便性を向上させ、市民サービスの質を高めることが期待されています。
利用方法はとても簡単
「ビデオトーク」の利用方法は至ってシンプルです。市民相談室の担当者が相談者の携帯電話にビデオトークの通話用URLを記載したSMSを送信し、そのURLをクリックするだけで相談が開始されます。このフローにより、アプリのインストールやアカウント作成の煩わしさがなく、すぐにビデオ通話を開始できるのです。
1. 市民相談室の職員が相談者の携帯電話にSMSを送信
2. 相談者が送信されたURLをクリック
3. オンライン相談の開始
この手軽さが、特に忙しい市民や障害を抱える方々にとって、大きな助けとなります。
NTTコム オンラインの紹介
NTTコム オンラインは、デジタル技術を駆使して企業や自治体との円滑なコミュニケーションを支援する企業です。「ビデオトーク」の提供を通じて、オンラインでの法律相談という新しい形態のサービスを推進しています。彼らは「すべてのスマホを、お客さま対応窓口に」という理念を掲げ、スマートフォンを持っているすべての方に対して手軽にコミュニケーションを実現するツールを提供しているのです。
最後に
横浜市の「ビデオトーク」導入は、法律相談の新しい形を示しています。市民の皆さんが、より身近に専門的なアドバイスを受けやすくなることは、地域社会全体の信頼性や安心感を高める要素にもなります。今後、このサービスが多くの市民に利用され、横浜市のさらなるサービス向上に寄与することが期待されます。国民一人ひとりが法律相談の利用を考えやすくなるこの動きは、他の地域にも波及していく可能性があり、さらなる展開が楽しみです。