日本の近代水道の物語と横浜水道歴史展
横浜は、日本の近代水道の発祥の地として知られています。1887年10月17日、イギリス人技師ヘンリー・スペンサー・パーマー氏の指導のもと、横浜で初めて本格的な水道が創設されました。この歴史的な出来事は、都市の公衆衛生や消火技術の向上に寄与し、今日の横浜の発展に欠かせない要素となっています。
この素晴らしい歴史を再発見する機会として、横浜市水道局は「横浜水道歴史展」を開催します。このイベントでは、近代水道の創設から現在に至るまでの道のりを、さまざまな展示を通じて分かりやすく紹介します。
開催概要
2025年10月20日(月)から10月24日(金)まで
初日は13時から、最終日は13時まで開催します。
横浜市役所1階展示スペースA
この期間中、市庁舎で初めて展示される創設期の水道管や大型タペストリーなど、多様な展示物を見ることができます。そして、獅子頭共用栓のレプリカも登場します。これは、明治20年に143基が市内に設置されたもので、最盛期には約600基にも達しました。獅子頭の口から水が出る様子は、その当時の技術を象徴するものです。
歴史を学ぶ魅力
「横浜水道歴史展」では、水道の重要性や発展の過程を知ることができる大型のタペストリーや、時代を超えた貴重な展示物が並びます。また、YouTubeでは横浜水道の歴史を解説したPR動画も公開しており、視覚的に楽しむことができます。これにより、横浜水道の魅力をさらに深めることができるでしょう。
過去の展示の様子や、近代水道創設の道のりに関する映像もチェックできますので、ぜひお見逃しなく。
未来へのメッセージ
今回の歴史展は、横浜市民にとっての重要な学びの場であると同時に、これからの水道事業への理解を深めるための貴重な機会です。私たちの生活に欠かせない水が、どのように供給されているのかを知ることで、今後の水資源の管理や利用に対する意識も高めていきたいですね。
興味を持たれた方は、ぜひ「横浜水道歴史展」に足を運び、歴史を感じながら未来を考えるきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。
また、何かご不明な点がありましたら、横浜市水道局広報課にお問い合わせください。電話番号は045-671-3084です。
横浜の歴史を共に振り返り、私たちの生活を支える水の大切さを感じてみましょう。