神奈川発!新プロダクト
2025-09-08 14:33:21

神奈川大学生と株式会社ダイイチが開発した傘と扇子の新プロダクト

神奈川大学とダイイチによる新たな暑熱対策プロダクト



横浜の神奈川大学と株式会社ダイイチが共同で開発した新しい暑熱対策プロダクトが発表されました。このプロジェクトは、近く開催される「GREEN×EXPO 2027」を背景に立ち上げられた「ヨコハマ未来創造会議」の一環として進行しています。この会議は、未来を担う若者たちが企業と連携し、具体的な行動を通じて環境に配慮した社会の実現を目指す共創プロジェクトです。

プロダクトの特徴



この新しいプロダクトの中心にあるのは、リサイクルされた紙パッケージと横浜市の水源林から得られる未利用の間伐材を用いた「アップサイクル紙糸」です。この素材は優れた断熱性を持ち、暑熱環境への適応を目指しています。道用ゼミの学生たちとダイイチの技術力とアイデアを掛け合わせることで、開発は約4ヶ月の短期間で進行し、具体的な商品化へとつながっています。

特に注目されるのは、地域資源を活用した晴雨兼用の傘や扇子など、ユニークな商品で、温暖化に伴う暑熱環境への対策が求められる現代において、その重要性がますます高まっています。

商品化に向けた取り組み



このプロジェクトでは、共同開発したプロダクトの多くが商品化され、特に傘のシェアリングサービス「アイカサ」との連携が予定されています。このサービスは、駅や商業施設に設置された専用スポットから簡単に傘を借りられる仕組みを提供しており、便利さだけでなく使い捨て傘の削減にも寄与しています。今後、この傘は相鉄本線の瀬谷駅に設置される予定です。

環境への配慮と地域貢献



さらに、プロダクトは「上瀬谷の桜」を使用して特別に製作されています。この桜は、倒木の危険性が高くなり、撤去される運命にある木を利用しており、学生たちの発想で花の色に染められ、新たな形で地域の資源を活かしています。このように、地域を愛し、環境に配慮した製品を提供することで、持続可能な社会づくりに貢献しています。

今後の展開



プロダクトは、単に暑さ対策にとどまらず、デジタル機器を活用した芸術的なデコレーションが施され、学生たちのクリエイティブなアイデアが詰まっています。扇子やTシャツ、ポーチといった関連アイテムも開発され、色とりどりの商品が展示される予定です。これらはすべて「GREEN×EXPO 2027」の会場内外で活用されることを想定しており、参加者に持続可能で快適な体験を提供することを目指しています。

この共同開発がもたらすのは、単なるプロダクトの誕生だけでなく、地域と環境を意識した活動の新たな形です。今後の展開から目が離せません。


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