ロボット手術が医療を革新する!
神奈川県横浜市鶴見区に位置する済生会横浜市東部病院では、手術支援ロボット「ダビンチ」による低侵襲手術が大きな成果を上げています。2025年には手術実施件数が前年比146件増の643件に到達する見込みであり、全体件数は導入から3,321件となります。これは患者さんだけでなく、医療現場における負担軽減や効率化にも寄与しています。
ロボット手術の特徴
ダビンチを用いた手術の最大の利点は、外科医がコンソールで操作し、3D映像を使って患部を確認できる点です。小さな切開から器具を挿入し、医師の手の動きを忠実に再現することで、従来の手術に比べて出血や痛みを大幅に軽減し、術後の回復も早いという特徴があります。
ロボット手術センター長の石田勝医師が解説するように、患者さんへの負担を大幅に減らし、特に高齢者にとっては術後の体力低下による回復の遅れを解消する助けになります。低侵襲性の向上により、入院期間の短縮も期待され、実際に手術の1~3日後に退院することが可能なケースも増えています。
進化する医療体制
済生会病院では、泌尿器科、外科、呼吸器外科、産婦人科の4つの診療科がロボット手術センターを中心に連携し、効率的に手術を行っています。ロボットは3台(SP1台、Xi2台)が利用され、診療科ごとに手術枠を調整する体制が整っています。これにより、各科でさまざまな症例を積み重ねており、前立腺がん、胃がん、肺がんなどの手術が年間600件以上行われています。
リスクとチーム医療の大切さ
ロボット手術には従来の手術と同様のリスクが伴いますが、石田医師によれば、ロボットを使うことで手術の安定性が増すとのこと。医師が操作し、ナースや臨床工学技士、麻酔科医といった多職種が協力するチーム医療が重要です。この連携により、より安全な手術を実現しています。
医療効率化への寄与
最近、病棟の看護者から「ナースコールが減った」という報告もあり、これはロボット手術による患者の体への負担軽減から起こっていると思われます。術後の痛みを感じる患者が少なくなることで、医療スタッフの負担も軽くなっています。
さらに、2026年度の診療報酬改定では「内視鏡手術用支援機器加算」が新設され、先進医療を支える意思が示されています。これにより、症例数の多い施設が評価され、患者が集まる流れが生まれると期待されています。
今後の展望
ロボット手術は今後、AIや遠隔手術の研究が進むことでさらに進化することが期待されています。安全で精度の高い手術が可能になることで、多くの患者さんにとってメリットが大きくなるでしょう。済生会横浜市東部病院では、国際的な医療技術を活用し、患者さんのための最適な治療を提供し続けていくつもりです。
体験会のご案内
また、メディア関係者を対象に「ダビンチ」手術の見学や操作体験会も随時行っています。興味のある方は、病院の広報推進室までご連絡ください。
済生会横浜市東部病院は、地域の医療を支える重要な役割を担い、今後も先進的な医療技術の普及に貢献してまいります。未来の医療がどのように変わっていくのか、しっかりと見据えながら、患者さんのために尽力し続けます。