新世代の映像制作を可能にする『特撮スタジオ』
2025年の発売を前に、デジタル合成ソフトウェア『特撮スタジオ』がPHOTONEXT2025に出展します。この画期的なソフトは、リアルな人物とCGキャラクターをリアルタイムで合成し、交流できる新しい映像製作のスタイルを提供します。
人とCGキャラクターのインタラクション
特撮スタジオは、現実の被写体とCGのキャラクターが実際に会話を交わすことができる技術を実現しました。イベントでは、AIキャラクターのクマさんとモデルの女の子が自由に会話し、女の子がハートのポーズをすると同時に、リアルタイムでハートのエフェクトが表示されるシーンを体験できます。このインタラクティブな体験は、今までの映像制作の枠を超えるものと言えるでしょう。
簡単に仮想撮影スタジオを構築
『特撮スタジオ』の最大の魅力は、利用者が手軽に仮想空間の撮影スタジオを構築できる点です。特定のテキストを入力するだけで、希望するスタジオが即座に作成される機能が搭載されています。また、プリセットから好きなキャラクターやオブジェクトを自由に配置することができ、創造性を存分に発揮することができます。これにより、映像制作だけでなく、さまざまなエンターテインメント分野でも利用が広がる期待があります。
実写と仮想空間のシームレスな融合
特撮スタジオでは、実際のカメラの動きをモーションキャプチャー技術でトラッキングすることができます。この技術により、実写とCGを自然に融合させることができます。特に「インタラクティブビジュアルボード (IVB)」と呼ばれる新技術では、現実で撮影した人物を仮想空間に取り込み、CGキャラクターやオブジェクトに対するインタラクションを可能にしています。また、ポーズを決めるとエフェクトが出現するなど、利用者が驚きの体験をすることができるでしょう。
PHOTONEXT2025での体験
今回の展示は、2024年6月に映像産業復興機構(VIPO)の補助金「JLOX+」に選ばれたことに伴い、多くの人に特撮スタジオの魅力を伝える良い機会となります。特に写真館など、幅広い利用が見込まれているこの技術は、一般的なカメラやグリーンバックがあれば簡単に使用できるため、様々なプロジェクトに対応できるのが特徴です。
開発元の情報
この革新的なソフトを開発したのは、京都に拠点を置く株式会社Redefine Artsです。2020年9月に設立された同社は、VRゲームの開発や合成映像ソフトウェアの制作を行っており、特撮スタジオはその集大成となるプロジェクトです。公式サイトにて詳細な情報が公開されているので、チェックしてみることをおすすめします。
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