横浜のシンボル「たまくすの木」を未来へつなぐ
横浜市の心臓部に位置する横浜開港資料館。その中庭に堂々とそびえる「たまくすの木」は、およそ170年の歴史を持つ特別な存在です。1854年、ペリー提督が横浜に上陸した際、この場所で見守ったたまくすの木は、市民にとって愛されてきたシンボルとなっています。この古木を未来に残すため、横浜開港資料館では寄附金の募集を開始しました。
寄附金の使い道
寄附金は、たまくすの木の維持管理や日常メンテナンスに使用されます。具体的には、土壌の改良や枝葉の剪定、さらには新設されたバリアフリーウッドデッキの管理への活用が予定されています。また、地元の神奈川県支部に属する日本樹木医会と連携し、専門的な知識をもとに適切な管理が行われています。
御樹印の魅力
寄附者には「御樹印」という特別な品が贈られます。この御樹印は、たまくすの木の力強さを象徴したデザインが施されており、日本語と英語の解説付きです。また、先着500名限定で配布されるため、早めの申し込みが望ましいです。この御樹印を手にすることで、たまくすの木の歴史や魅力をより深く知ることが出来ます。
たまくすの木の歴史
たまくすの木は、嘉永7(1854)年のペリー提督上陸の際に描かれた「ペリー提督・将兵の横浜上陸図」にも見られるように、横浜の歴史そのものといえる存在です。大火や関東大震災という大きな災害にも屈せず、根から再び芽を出し、いまもなお成長を続けています。昭和63(1988)年には地域の文化財として登録され、横浜の人々に見守られながら、今日に至っています。
クラウドファンディングの成果
最近、クラウドファンディングによって整備されたバリアフリーウッドデッキのお披露目も行われ、地域貢献の重要な一歩とされています。このデッキは、たまくすの木を見上げながら、誰でも気軽に訪れられる空間を創出しています。これもまた、寄附金による効果の一つです。
地域の皆さまへ
横浜開港資料館は、たまくすの木を守るための活動を今後も続けていきます。そのためには、市民の皆さんの理解とご支援が必要不可欠です。ぜひ、この機会に歴史ある「たまくすの木」に思いを寄せ、維持管理への寄附をご検討いただければ幸いです。
この愛され続ける木としての役割を未来へとつなげるために、一緒に考えてみませんか?横浜開港資料館で、皆さまのご来館を心よりお待ち申し上げております。