空き家再生の挑戦
2025-06-27 10:59:22

空き家を再生し「手の届く戸建て」を提供するgroove agentの挑戦

新たな挑戦。



不動産仲介やリノベーションサービスを手掛ける株式会社groove agentが、2025年4月30日付でC9株式会社との一体運営体制を構築します。この新たなパートナーシップにより、空き家を活用した「手の届く戸建て」を提供する事業が始動します。

東京都の近年の賃貸市場は、過去3年間で11%も上昇しています。多くの人が住宅購入を考える一方で、新築物件の価格上昇が大きな壁となっています。そこで、中古物件のリノベーションを選ぶ方も増加していますが、そうした物件の設備や価格の妥当性から不安感を抱く人も少なくありません。

都市の空き家問題を解決する



不動産業界において、住宅のあり方が社会課題となる中、groove agentは中古マンションに加えて戸建てのニーズにも応えたいという思いがあります。現在、全国には約900万戸の空き家が存在し、その約4割が賃貸や売買の対象にもない未活用状態です。

戸建てはマンションと違い、一度放置されると管理が難しく、さらなる放置が市況にも悪影響を及ぼす恐れがあります。空き家問題は確実に右肩上がりで増加しており、国の統計によれば将来的には約90万戸が「空き家予備軍」となる見込みです。

C9とのコラボで新たな価値を提供



このような状況の中で、groove agentがC9を新たなパートナーとして迎え入れた理由は、C9が「扱いづらい」空き家を購入し、確かな技術で再生している実績にあります。C9は老朽化や傾きのある物件にも真摯に取り組むことで、資産としての価値を再発見してきました。これにより、両社はリノベーションサービス「ゼロリノベ」を通じて、希望エリアに手が届く価格で質の高い戸建て提供を実現する計画です。

未来への展望



groove agentの代表取締役社長、鰭沼悟氏は、「家は人生を制限するものであってはならない」という考えから、『自由』を住宅から生み出すことを企業の使命に掲げています。空き家を有効活用し、望ましいエリアでの住まいの選択肢を提供することに重きを置いています。

一方、C9株式会社の代表取締役社長、広田雄大氏も、空き家はただの物件ではなく、かつて住んでいた人々の思い出が詰まった存在であると強調。彼らは、物件を「売る」「買う」だけでなく、その背後にある暮らしの物語までをも大切にすることに専念しています。

このパートナーシップを通じて、両社は社会課題である空き家問題に取り組みつつ、真に住む人々の期待に応える「手の届く戸建て」を創り上げていきます。今後も、彼らの努力がどのような形で実を結ぶのか、注目です。


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