障がいのある大学生向けの新たな一歩
株式会社マイナビパートナーズは、障がいのある学生が活躍できる環境を整えることを目的に、オンライン形式の有給インターンシップ「Career Create Program」を新たに開始しました。この取り組みは、日本国内の企業においても先進的なものであり、全国どこからでも参加可能です。特に注目すべきは、障害者手帳を持つ、または申請中の大学生や大学院生を対象としている点です。
プログラムの概要
新設されたオンラインコースでは、参加者一人ひとりにPCが提供され、従来の対面型インターンシップと同様の業務や研修に参加することができます。2025年12月には、初めての参加学生として約5名の受け入れを予定しており、今後もこのプログラムを拡充していく方針です。就業形態が多様化する中で、マイナビパートナーズはこのプログラムを通じて全国の障がいのある学生に学びと成長の機会を提供することを目指しています。
就職の現状と課題
障がいを持つ学生の就職状況については、依然として厳しい現実があります。日本学生支援機構の調査によれば、2024年度に大学を卒業する障がいのある学生8571人のうち、就職に成功したのはわずか4951人、就職率は57.8%に留まっています。一方で、一般の大学卒業生の就職率は98.0%であり、障がいのある学生とは40.2%もの巨大な差があります。これは、障がい者雇用に対する理解や環境が整っていないためであり、就職活動のスタート地点に立つことすら困難な状況を示しています。
新しいオンラインインターンの特徴
今回の「Career Create Program」では、インターンシップ参加者が業務を通じて、実務経験を積むだけでなく、給与が支給される点も重要な特徴です。このため、働くことの意義や責任感を実感しながら、社会との接点を築くことができるのです。また、インターン生は業務のほかに、社会で活躍するためのセルフケアスキルや、キャリア形成に役立つ約80種類の研修にも参加できます。
特に、セルフケアスキルは障がいの理解や自己対応能力を高めるために重要であり、これを通じて自己管理能力が向上し、就職後も効果的に職場環境に適応できる力を養えるでしょう。これにより、自身のキャリアビジョンを描き、より自信を持って社会に出ていくことが期待されます。
インターンシップの未来
t
マイナビパートナーズは、障がいのある子たちが地域や環境に制約されることなく、自身の可能性を広げることができるよう、今後もサポート体制を整え続けます。この取り組みを通じて、より多くの学生が社会で活躍する道筋をつけられることを願っています。
この「Career Create Program」の詳細や応募方法については、公式サイトをご確認ください。障がいのある学生が活躍できる社会を創出するための一歩に、多くの皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
詳細・応募はこちら