国際救助犬ナイター試験開催の様子
2026年7月17日から3日間、八ヶ岳国際救助犬育成センターにて、
国際救助犬ナイター試験が行われました。この試験は、主に夏期に開催されるもので、暑い日中に捜索活動ができないことを考慮して、夜間の捜索能力を試す目的で設立されています。大会会長を務めるのは衆議院議員の江渡聡徳氏、実行委員長は村瀬真平氏です。
今年も全国各地から多くの受験ペアが集まり、自衛隊からも7ペアが参加しました。ナイター試験では、明るい時間帯の捜索とは異なる条件の中で、各ペアが持ち寄った戦略が大いに試されます。期間中、一時的に雨に見舞われる場面もありましたが、犬たちはその優れた嗅覚を活かして仮想的な要救助者を見事に捜索しました。
合格した15ペアの内訳
試験を通して、15ペアが見事な成績を収めました。合格の基準は、服従および捜索の両科目でそれぞれ70%以上の得点をクリアすることです。具体的な内訳は以下の通りです:
- - V段階(初級): 3ペア
- - A段階(中級): 8ペア
- - B段階(上級): 4ペア
特にナイター試験のため、暗闇での捜索は犬たちの能力だけでなく、ハンドラーとの信頼関係が重要です。信頼関係が強いほど、犬たちはよりスムーズに捜索を行うことができます。
健康管理の重要性
捜索中は、犬たちの健康状態も常にチェックする必要があります。高温多湿な環境での作業が多いため、獣医師が常駐し、事前の健康チェックや万が一の際の迅速な対応が求められます。試験中、ハンドラーは犬たちの体調を確かめながら、常に注意を払う必要があります。
特に暑い夏場は水分補給が不可欠です。捜索後には水をしっかりと与え、適切なケアを行うことが求められます。
東北地方初の栄冠
また、今回の試験で特筆すべき点は、青森から参加した松五郎・山口ペアが、
瓦礫B段階(上級)において、東北地方初の合格者となったことです。彼らは片道12時間をかけて練習や受験を重ねてきました。試験当日、風の少ない条件ではあったものの、30分の制限時間内で3人の仮想要救助者を見つけ出し、見事合格を果たしました。
次なる挑戦
そして今年11月には、出動能力を試される
国内MRT試験が予定されています。この試験では、捜索能力だけでなく、救助活動に携わるためのスキルが問われます。各ペアは、日々の練習を通して技術を磨き、冬を迎える準備を進めています。さらに詳細は、NPO法人救助犬訓練士協会のホームページでご確認ください。
国際救助犬ナイター試験は、犬とハンドラーの絆を深める貴重な場です。次回もまた、多くの感動的な瞬間が待っていることでしょう。