冷凍自動倉庫『LOGI FLAG TECH 東扇島Ⅱ』が着工
霞ヶ関キャピタル株式会社は、神奈川県川崎市に新たな冷凍自動倉庫『LOGI FLAG TECH 東扇島Ⅱ』の着工を発表しました。この施設は、現代の物流業界が抱える問題、特に労働力不足や過酷な労働条件の改善に寄与するために設計されています。
施設の特徴
『LOGI FLAG TECH 東扇島Ⅱ』は、自動ラックを使用した冷凍自動倉庫という新たな形態の物流施設です。冷凍庫の内部では、荷物の入出庫が自動化されており、人間の作業を減少させ、効率的かつ安全に運用が可能です。
この施設は関東全域の配送拠点としての役割を果たす立地にあります。首都高速湾岸線「東扇島IC」からわずか1.7kmの距離に位置しており、輸出入貨物の集約に最適です。倉庫は2層構造で、1層目にはトラックバースと荷捌きエリア(+5℃帯)があり、2層目には自動ラックを設置する冷凍保管エリア(−25℃帯)が広がっています。この設計により、人間が冷凍保管エリアに立ち入る必要がなくなります。
環境に優しい設計
特に注目すべきは、2030年のフロン規制に対応するため、自然冷媒を用いた冷却機の導入と、屋上に設置される太陽光発電パネルです。これにより、再生可能エネルギーを用いた電力供給が実現し、環境配慮型の施設としての側面も持ち合わせます。
設備情報
- - 物件名称: LOGI FLAG TECH 東扇島Ⅱ
- - 所在地: 神奈川県川崎市川崎区東扇島17-9
- - 敷地面積: 8,548.52㎡(約2,585.92坪)
- - 延床面積: 25,863.38㎡(約7,823.67坪)
- - 収容パレット数: 20,664枚
- - 竣工予定: 2028年1月
- - 建物構造: 鉄骨造地上3階建
- - 設計および施工: 東亜建設工業株式会社およびIHI物流産業システム
持続可能な物流の実現
霞ヶ関キャピタルとそのグループ会社であるX NETWORK社は、「その課題を、価値へ。」という経営理念のもと、持続可能な物流の実現に向けた取り組みを進めています。環境配慮型の物流施設の開発のみならず、先進的な技術や設備を導入し、物流業界の革新を目指しています。
新たに構築されるこの自動化倉庫は、今後の物流業界の豁然たる進化に貢献することでしょう。興味がある方は、公式サイトでも詳細を確認できますので、一度ご覧ください。
LOGI FLAGの詳細
コールドクロスネットワークについて
現代のニーズに応えられる冷凍保管サービスも展開されており、ぜひその利便性を体験してみてください。 業界全体の未来を見据えたこの新しい試みを、今後の動きにも注目していきたいと思います。