小学6年生の受け入れ開始
株式会社ベネッセコーポレーションが運営する「ベネッセ高等学院 中等部」が、2026年7月7日(火)より小学6年生の受け入れを始めることを発表しました。これは、近年増加している不登校生の対応を強化するための取り組みであり、中学進学を控えたお子さんやご家庭への支援を目的としています。
不登校や学校に行きづらさを抱えている子どもたちは、将来への不安を多く抱えるものです。特に中学校への進学は環境の大きな変化が伴います。「学校の勉強についていけるか」や「クラスメイトとの人間関係」など、様々な不安が子どもや保護者にのしかかります。
令和6年6月のベネッセの調査によると、不登校・行き渋り傾向の小学6年生保護者の約90%が中学進学に不安を感じており、大変深刻な状況にあります。これらの情報をもとに、ベネッセ高等学院 中等部では、小学6年生からも学習支援や進路相談を行い、安心できる居場所を提供することにしました。
小学6年生受け入れの詳細
具体的には、小学6年生が中学校に進学する前に、学校に通うことが難しい理由や状況に応じた支援を行います。在籍小学校に籍を残したまま、通学またはオンラインで学ぶことが可能です。このプログラムでは、個々の状況に応じて選べる通学形態を用意し、5教科にわたる学習支援を行います。
さらに、小学1年生レベルまでさかのぼっての基礎学習や、安心感のある居場所作り、生活リズム改善へのサポートも行い、お子さまが少しでも楽に学んでいけるような環境を整えています。加えて、その支援を通じて在籍学校での出席扱い制度に関する申請サポートも無料で提供しています。
費用面での配慮:はじめて応援 1か月無料制度
また、ベネッセは新たに「はじめて応援 1か月無料制度」を導入し、小学6年生から中学3年生を対象に入会金(通常5万円)を廃止し、初月授業料を無料にすることを決定しました。これにより、経済的な理由でフリースクールをためらっていた家庭の負担を軽減し、まずは1か月間、学びの場を体験してもらうことを促進します。これが、学校へ復帰するきっかけの一つとなればと願っています。
専門家からのコメント
院長の上木原孝伸氏は、「新しい環境への適応には時間が必要で、小学6年生から準備を始めることが重要です」と述べています。彼のこのコメントからも、小6からの準備の大切さが伝わります。
学びの多様化に向けた取り組み
ベネッセ高等学院では、高校生用の通信制サポート校「ベネッセ高等学院」と中学生向けフリースクール「ベネッセ高等学院 中等部」において、そのノウハウを活かした学びの環境を提供しています。将来的には、ますます多様化する学びのニーズに応えていくため、新たなキャンパスの設立も予定されています。これにより、より多くの生徒が利用しやすくなることでしょう。
このように、ベネッセ高等学院中等部は、多様な学びの選択肢を提供し、子どもたちが自分に合った学び方を選ぶことができるよう、一人ひとりに寄り添った支援を行っています。