横浜で開催される北太平洋海洋科学機関年次会合の全貌
2025年11月、海洋都市を目指す横浜において、北太平洋海洋科学機関(PICES)の年次会合が開催されます。この会合は、日本を含む6カ国が参加する国際的な科学イベントであり、海洋に関するさまざまな研究が発表される貴重な機会です。
PICES年次会合とは?
PICESは、北太平洋の海洋科学研究を促進し、その環境や気候変動、生物資源、エコシステムへの人間の影響などについての知識を共有することを目的とした国際機関です。この会合は、海洋に関心を持つ研究者たちが一堂に会し、各国の研究成果を発表し合う場として重要な役割を果たしています。
開催概要
PICES年次会合の詳細は以下の通りです。
- - 名称: 北太平洋海洋科学機関(PICES)年次会合 (2025 年)
- - 主催者: PICES事務局(カナダ・ブリティッシュコロンビア州シドニー市)
- - 開催期間: 2025年11月8日(土)から11月16日(日)
- - 会場: ワークピア横浜、横浜産貿ホールマリネリア、大さん橋ホール
- - 参加規模: 約500人を想定
国内の関係機関としては、外務省、水産庁、国土交通省などが関与しており、環境省や文部科学省も支援を行っています。事務局は、国立研究開発法人水産研究・教育機構や海洋研究開発機構など、学術機関との連携も深めています。
内容と目的
会合では、海洋に関する様々なテーマが取り上げられ、シンポジウムやワークショップを通じて活発な討論が行われます。また、各国の研究者が新たな研究成果を発表し、国際共同研究の推進を図ります。特に、「YOKOHAMA MICE Challenge」プログラムが歓迎レセプションで行われ、学生たちが海洋に関する課題解決に向けた取り組みを発表します。
横浜における海洋都市への取り組み
横浜市は「海洋都市横浜うみ協議会」を設立し、海洋関連の産業振興や子どもたちへの海洋教育を推進しています。これにより市民の海への理解と関心を高め、海洋環境の保全を図ることが目指されており、今回の会合はその一環として位置づけられています。協議会では、参加企業や団体と共に、産官学の連携を強化し、次世代の海洋産業の育成に努めています。
過去の開催地と歴史
PICES年次会合は、これまでに根室、函館、広島、横浜など日本国内で数回にわたり開催されています。1992年の設立以来、海洋科学に関する国際的な協力と研究が進められ、今回の横浜開催もその重要なマイルストーンとなるでしょう。
まとめ
2025年のPICES年次会合は、海洋研究の最新情報を収集し、国際的なネットワークを構築する貴重な機会です。興味のある方は、ぜひお見逃しなく。この会合を通じて、横浜が海洋都市としてさらに発展し、注目されることを願っています。詳細情報は
こちらからご確認ください。