神奈川県横浜で進化する「チリツモ」活動の取り組みとは
横浜市西区に本社を置くパーソルコミュニケーションサービス株式会社は、業務品質と生産性を改善するための「チリツモ」活動を展開しています。この取り組みが評価され、公益社団法人企業情報化協会主催の「カスタマーサポート表彰制度」にて奨励賞を受賞しました。
「チリツモ」とは?
「チリツモ」は、「チリも積もれば山となる」という考え方から派生したもので、小さな改善を積み重ねることの重要性を強調しています。パーソルコミュニケーションサービスは、コールセンター業務を中心に、顧客に対する高品質のBPOサービス提供を目指し、この活動を実施しています。
背景
急成長を続ける同社では、業務の複雑化が進み、ミスが発生することが増加していました。例えば、情報を複数の画面間で転記する作業が必要となり、確認工程が増えたことで新たなミスを招く要因となっていました。そのため、オペレーターは不安を感じ、管理者はフォローに追われる悪循環が発生していました。
業務改革の取り組み
この状況を改善するためには、人の注意力に依存せず、運用プロセスそのものを改善する必要がありました。そのため、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)を導入し、業務環境を整備。これにより、業務の際、画面上にナビゲーションやガイドを表示し、オペレーターが迷うことなく業務を進められる環境を実現しました。
改善の成果
北九州サポートセンターでは、これらの改革により、具体的な成果が現れています。メールの再送業務が39工程から17工程に減少したことで、誤送信やミスの発生率が0%に達し、工数を58%削減することに成功しました。また、解約違約金の自動判定機能により、さらなる工数削減を実現し、月間で20時間以上もの時間を本来の業務に再配分できるようになりました。
文化の変革
技術的な改善だけでなく、同社では「市民開発」を奨励し、現場の社員自らが業務改善に取り組む環境を整えていました。この取り組みによって、改善活動が「やらされるもの」から「自発的に取り組むもの」へと変わり、継続的に改善が生まれる組織文化が醸成されました。
今後の展望
今回の受賞を契機に、パーソルコミュニケーションサービスは、さらなる業務品質の均質化とBPOサービスの付加価値向上に注力していきます。この「チリツモ」活動は、業務だけでなく、顧客満足度や契約継続率にも良い影響を与えることが期待されています。
まとめ
業務改善という小さな取り組みが、組織全体に大きな変革をもたらす可能性を秘めていることを示す事例が、横浜で実現しています。今後もこの「チリツモ」活動に注目が集まるでしょう。