冬の星空の下、奥湯河原温泉・海石榴での美食体験
冬が深まる季節、神奈川県の奥湯河原温泉にある海石榴では、2024年12月1日から新たな冬の懐石料理が始まりました。お題目は「奥湯河原の冬星冴ゆる冬牡丹と寒椿」。この特別なお献立は、旬の食材と職人の技が融合し、見る人を楽しませる美しさと、味わう人を魅了する贅沢さを兼ね備えています。
懐石料理の華やかさ
今回の懐石料理は全10品からなり、まず初めにお迎えするのは食前酒「星冴ゆる寒椿」。このオリジナルカクテルは、バタフライピーシロップ、ヨーグルトリキュール、ウォッカを絶妙にマッチさせ、透明感のある美しい色合いを楽しめます。1口目は軽く混ぜて、暗い冬の夜空を彷彿とさせる色合いと甘味を、2口目には添えられたレモンを絞ることで、椿の花のようなピンク色と爽やかな香りを感じることができます。
次に華やかな7種類の前菜たちが登場します。フカヒレと法蓮草の浸し、富士サーモンによるちしゃとう巻き、生ハムと菜の花の巻き物など、色とりどりの器に盛り付けられた料理は、まさに海石榴の庭を散策しているかのような楽しさを味わわせてくれます。
強肴は米沢牛の豆乳鍋
特に注目すべきは、山形県産の米沢牛を使用した強肴「米沢牛の豆乳鍋」です。日本三大和牛の一つとして名高いこの牛肉は、芳醇な香りと甘みを兼ね備え、季節の野菜と一緒に、自家製の辛味噌とともに煮込まれます。濃厚な豆乳の中に入れることで、まろやかさが際立ち、心地よい温かさが体全体に広がる体験となります。この豆乳は加熱することでおぼろ豆腐ができあがるため、味の変化を楽しみながら食事を満喫してください。
寒の味覚を堪能
そのほかにも、旬の食材をふんだんに使用した料理が揃い、温泉とのマリアージュが楽しめる冬のお献立を提供しています。食後には、自家製デザートも用意され、りんごの密煮やあまおうのチーズケーキなど、口の中でとろける美味しさが広がります。
四季を感じさせる料理と温泉の両方を楽しめる贅沢な体験が待っています。寒い季節には、ぜひ冬の海石榴にお越しください。心より皆様の訪問をお待ちしております。