川崎市の教育プログラム『かわさきベンチャースクール』で起業家精神を育む
川崎市は、市制100周年を迎えるにあたり、多くの取り組みを行っています。その中の一つが、NECとの協働による教育プログラム『かわさきベンチャースクール・体験講座』です。この講座は、次世代を担う高校生や大学生に向け、アントレプレナーシップ(起業家精神)の教育を目的としています。
体験講座の概要
2024年の12月21日、NEC玉川事業場で開催されたこの講座には、川崎市内に在住または在学中の高校生と大学生、合計22名が参加しました。プログラムでは、社会起業家やNECの技術者との交流を通じて、参加者が社会課題に対する意識を高めることが目指されています。この日は、特に株式会社Helteの代表であり、NEC社会起業塾の卒業生である後藤学氏による講演が行われ、起業家としての経験や考え方についての貴重な学びが提供されました。
参加者の反響
参加した高校・大学生からは、講座を通じて得た経験についてポジティブなフィードバックが寄せられました。例えば、「想定外の新しい考え方に出会えた」、「新たにやりたいことを見つけた」など、参加者の興味関心が大幅に向上したことがわかります。実際、参加者の89%が起業への興味が高まったと回答しています。
実践講座の実施
体験講座に続き、2025年2月には『実践講座』が開催され、参加者がより深い学びを得る機会が設けられています。この講座では企業技術者によるトークセッションや、具体的な課題解決手法を体験できるワークショップが行われる予定です。全5回のプログラムを通じて、参加者は協働しながら課題発見から解決に向けた試作品作りまでを経験します。
持続可能な社会の実現に向けて
NECの取り組みは、単なる教育にとどまらず、川崎市の持続可能な社会の実現にも寄与しています。プロボノ活動を通じた地域貢献は、若者たちが未来のリーダーとして成長するための土壌を提供しており、ぜひ多くの若者に参加してもらいたい活動です。今後も川崎市とNECによる新たな取り組みから目が離せません。
プログラムの締切は2025年1月27日で、応募には公式の申し込みフォームが用意されています。興味のある学生は、ぜひ参加を検討してみてください。