祝!相模青果センターが特別な功績を収める
2024年9月1日、神奈川県愛甲郡に位置する相模青果センターが、障害者雇用を推進する優良事業所として表彰されました。具体的には、令和7年度「障害者雇用優良事業所等表彰」で、センターとその職員がW受賞を果たしました。この素晴らしい成果を持つ相模青果センターの活動について、詳しくご紹介します。
受賞の背景と評価
パルシステムグループに属するパルライン(東京都江東区)の相模青果センターは、障害者の法律による雇用率が2.5%であるのに対し、驚くべき10.56%という高い割合で障害者を雇用しています。このセンターでは、13人の障害者のうち8人が10年以上の勤続年数を誇り、職場環境は非常に安定しています。こうした実績は、地域社会においても高く評価されています。
今回の表彰式では、森本快所長と大橋有稀職員が、その功績を称えられました。このような評価は、単に数字の面だけでなく、実際の労働環境においても障害者が長く働くためのシステムや支援が構築されていることの表れです。
定着を支えるジョブコーチ
相模青果センターでは、企業在籍型ジョブコーチを2名配置しています。彼らは、定期的な面談を通じて、障害者がよりよい環境で働けるようサポートしています。具体的には、本人の希望や職場見学を通じた適性の確認を行い、それに基づいて業務を割り当てています。
また、勤怠表や体調管理チェックシートを用いることで、職員同士のコミュニケーションを図り、困難を抱える場合もサポートしやすい環境を整えています。これにより、障害者労働者が自信を持って職務を全うできるような場を提供しているのです。
大橋職員の活躍
W受賞のもう一つの要因は、職員である大橋有稀さんの素晴らしい働きです。彼女は、根菜類の袋詰めを行う自動小分け機の周辺作業を担当しており、その業務は管理オペレーションを含む高い技術が要求されます。特に、自分の体力を維持するための努力を日常的に行い、また他の職員に対しても気遣いを忘れない姿勢が評価されています。
大橋さんは、会社に対する感謝を口にしながら、「これからも頑張っていきたい」と意気込みを語りました。彼女のように、職場でのコミュニケーションを大切にし、周囲を助ける姿勢が、相模青果センターの成功を支えているのです。
安心して働ける環境づくり
パルラインの相模青果センターでは、現在80人の障害者が多様な業務に従事しています。障害者が安心して働くための環境整備を行うため、職場にはジョブコーチが18人も配置されており、さらなる支援体制を整えています。
さらに、全国で180人以上のジョブサポーターが、障害者の雇用維持に向けた取り組みを行い、職場での理解を深めています。こうした仕組みを通じて、さまざまな背景を持つ人々が協力し合い、働きやすい環境を作っています。
今後の展望
パルシステムグループは、国際協同組合年を迎える2025年に向けて、今後も障害者雇用の推進や多様な人材の受け入れに注力していく考えです。障害者も含め、誰もが活躍できる社会を目指し、地域貢献に努めています。
相模青果センターの取り組みは、その成功例として多くの事業所に影響を与えることでしょう。今後の展開から目が離せません!