エクサが新たに手がけるSAP Cloud ERPテンプレート「EMSA」
株式会社エクサは、中堅モノづくり企業のクラウドシフトに対応するため、SAP Cloud ERPテンプレート「EMSA」(エムサ)の提供を開始しました。このテンプレートは、企業がデジタル化の初期段階から導入後の具体的な業務イメージを把握できるように設計されています。新しいビジネスモデルの実現に向けて、期待されています。
EMSAとは何か?
EMSAは、EXA Manufacturing Standard Acceleratorの略で、モノづくり業界に特化した業務の標準化と迅速な導入を実現するテンプレートです。SAP Cloud ERPの標準機能をベースにし、日本のモノづくり企業が直面する特有の業務プロセスを体系的に整理した独自の内容が盛り込まれています。これにより、企業は検討段階から導入後までの様々なシナリオを具体的に想定しやすくなります。
背景:中堅モノづくり企業の課題
近年、経営のデジタル化の重要性が増す中、中堅企業でもSAP Cloud ERPの利用が進んでいます。しかし、各業種によって業務プロセスが異なり、標準機能だけで対応しきれないケースも多々あります。エクサは「標準化」と「差別化」を両立することで、このような課題を解決しようとしています。
EMSAの主要機能
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EMSAが強みを発揮する業種には、以下の3つのカテゴリがあります。各業務特有のニーズに応じた機能を持ち、企業の競争力を引き上げます。
1.
ハイテク・産業機械・素材:見込生産と受注生産が混在する環境に対応した計画管理を提供。迅速な顧客要求への対応や在庫最適化を実現。
2.
自動車サプライヤー:需要変動に即応できる統合管理プロセスを標準化。厳密なロット管理とリアルタイムな実績データの収集機能を持ち、製造現場の強化を図ります。
3.
工事・プラントエンジニアリング:工事単位での収益管理を徹底し、請求プロセスのブラックボックス化を解消。プロジェクトの収益をリアルタイムで可視化。
今後の展開
エクサは、製造業DXの加速に向けた3フェーズの開発ロードマップを描いています。2026年度から2027年度にかけて、サポート内容を段階的に拡充していく予定です。
- - Phase 1:迅速導入の実現:EMSAを中心にした独自の導入メソッドで、SAP環境の立ち上げをスピーディに進めます。
- - Phase 2:経営と現場の垂直統合:データを駆使して経営から現場までを一気通貫でつなぎます。
- - Phase 3:デジタル基盤との連携深化:PLMやCPQシステムとの連携を図り、持続的な成長を促進します。
AIを用いたデータ解析により、現場には生産計画の自動化を、経営層には未来予測のデータを提供し、競争優位性の確立を支援します。
エクサのビジョン
エクサは、製造業に特有の業務前提を考慮した手法でERP導入を具体的に進める支援をすることで、クライアントの変革プロセスを加速させる新たな道を示しています。これからも持続的成長を視野に入れ、デジタル技術を活用した経営基盤の構築を支援します。
運用の具体化を目指す「EMSA」は、業界の新たなスタンダードとしての役割を担うでしょう。今後の展開に期待が高まります。