川崎の文化の中心である川崎能楽堂にて、特別な演目が繰り広げられます。2026年3月14日(土)、川崎市文化財団が主催する『第137回川崎市定期能<観世流>~宴シリーズ第三弾~』が上演されます。この公演では、能に映し出されるさまざまな「宴」の姿を通じて、観客の皆様に新たな感動をお届けします。
「宴シリーズ」とは?
「宴シリーズ」は、能の中でも特に宴をテーマにした作品を取り上げており、各回異なる視点から「宴」を表現しています。今回の第三弾では、孤独や悲しみ、そして贖罪をテーマに、どのように能が「宴」という文化を映し出すのかが探求されます。
上演演目の紹介
1.
狂言『文蔵』:山本泰太郎(大蔵流)
2.
能『俊寛』:観世恭秀(観世流)
3.
狂言『磁石』:山本泰太郎(大蔵流)
4.
能『千手郢曲之舞』:田邉哲久(観世流)、岡本房雄(観世流)
この中で特に注目されるのが『俊寛』です。この作品は、孤島に取り残された僧・俊寛が抱く深い絶望を描いた名作。俊寛は自らの無力さを感じつつも、過去の「宴」に思いを馳せ、不安定な心情を表現します。それに対して『千手』は、幽閉された平重衡を慰める千手が、琴と酒を紡いで贈る儚いひとときを描きます。二つの作品は、対照的な情景を描写し、観る者に新たな視点で心の空間を提供します。
事前講座も開催
また、3月7日(土)には、この公演に向けた事前講座も実施されます。この講座では、公演に出演する能楽師が、上演演目や「酒宴」と能との関係について分かりやすく解説します。能に興味がある方や、これから知っていきたい方には絶好の機会です。参加費は500円ですが、事前にチケットを購入された方は無料で参加できるので、ぜひお持ちください。
講座詳細
- - 日時:2026年3月7日(土)13:30~15:00
- - 会場:川崎能楽堂
- - 講師:公演出演能楽師
- - 参加費:500円(無料対象者あり)
チケット情報
チケットは、カンフェティにて既に発売中です。詳細や購入は公式ホームページをチェックしてください。
チケット料金
- - 正面席:5,000円
- - 脇正面・中正面席:4,500円
- - U25(脇正面・中正面席のみ):3,000円(全席指定・税込)
まとめ
能の「宴」を通じて、心の奥深くに触れるこの公演は、地域住民をはじめ、能に興味を持つすべての方々にとって貴重な経験となるでしょう。ぜひお誘いあわせの上、ご来場ください。