町田市に新たなパラスポーツ拠点が誕生
東京都町田市で、株式会社ギオンがパラスポーツ拠点の整備・運営を手がけることが決まりました。このプロジェクトの一環として、「町田木曽山崎パラアリーナ」の設立が進められています。2028年10月1日の供用開始を見据えて、町田市の旧忠生第六小学校用地を利用し、最新のユニバーサルデザインを取り入れた体育館が建設される予定です。
ギオンの選定理由
ギオンは、神奈川県相模原市に本社を置く総合物流企業で、全国に100以上の拠点を持つことから、その運営ノウハウが期待されています。町田市は、これまでパラスポーツの振興と地域社会の発展に力を入れており、ギオンの選定はその理念に完全に合致しています。パラバドミントンやブラインドサッカーといったスポーツの国際大会を実施するなど、地域での取り組みが評価されています。施設名のネーミングライツをギオンが獲得し、地域に深く根ざした活動を展開することになります。
施設の役割
新施設はただのスポーツ施設に留まらず、地域に多様な機能を持たせる計画がされています。具体的には、以下の3つの主要な役割が挙げられます。
1.
競技の場:アスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるよう設計され、パラスポーツの専門施設として地域を盛り上げる拠点となります。
2.
健康づくりの場:高齢者向けのトレーニングルームや多目的室を設け、地域住民が気軽に集い、健康づくりに励むことのできる環境を提供します。
3.
災害時の福祉避難所:本施設は、指定福祉避難所としての機能も果たし、災害発生時に優先的に要配慮者を受け入れることで、地域の安全保障の一端を担います。
インクルーシブな設計
施設内には「インクルーシブ広場」が設置され、障がい者と健常者が共に楽しむことができる空間が創出されます。この広場は地域の交流の場としてだけでなく、子どもから高齢者までさまざまな世代がふれ合える機会を提供します。また、アートギャラリーの設置により、地元の大学や団体との協力を通じた展示も行われる予定で、地域の文化的な発展にも寄与します。
事業の概要とスケジュール
本事業の総規模は約46億円にのぼり、建設と運営の両方がギオンを中心に構成されます。設計・建設には東洋建設株式会社関東支店が参加し、維持管理は小田急ビルサービスや集研設計が協力します。今後のスケジュールは、2025年12月から2028年6月にかけての設計・建設期間を経て、2028年10月1日に供用開始予定。維持管理は2044年3月31日まで続く計画です。
この新たなスポーツ拠点は、町田市にとって大きな資産となり、地域社会の活性化に貢献することが期待されています。ギオンの挑戦は、今後どのように展開していくのか、注目が集まります。