中央大学とGREEN×EXPO協会のパートナーシップ
2027年に横浜で開催予定の国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)では、全ての来場者が快適に楽しめる環境作りが求められています。そこで、中央大学とGREEN×EXPO協会が連携し、アクセシビリティ向上に向けたプロジェクトを開始しました。この取り組みは、障害の有無にかかわらず全ての人々が快適に過ごせる社会を実現するための第一歩となります。
プロジェクトの概要
本プロジェクトでは、中央大学の専門知識を活かし、以下の三つの具体的な取り組みに焦点を当てます。これらの施策は、特に視覚や感覚に障害をもつ方々の来場を考慮した内容となっています。
1. 各種マップと事前学習ツールの制作
来場者が安心して楽しめるよう、アクセシビリティに特化したマップやツールの制作が行われます。具体的には、視覚障害者向けの「バリアフリーマップ」、「センサリーマップ」、「触知マップ」が含まれます。
- - バリアフリーマップ:移動や施設利用に必要な情報を提供し、誰でも安心して利用できるよう配慮します。
- - センサリーマップ:光や音、匂いに関する情報を可視化し、感覚に特性を持つ方々が安心して外出できるようサポートします。
- - 触知マップ:点字や立体的な図形を用いて視覚障害者が空間を理解しやすくするための道標を提供します。
- - 事前学習ツール:発達障害のある方や不安を感じる方々のために、博覧会の体験をわかりやすく説明する冊子も制作されます。
2. スペースの整備
また、光や音、匂いなどの刺激を軽減できる専用休憩スペースや感覚調整が可能な「カームダウン・クールダウン」スペースを整備します。これにより、ストレスや感覚過敏を抱えた方々が一息つきながら体験を楽しめる場所を提供すると共に、安心して過ごせる環境を実現します。
3. アクセシビリティ向上のためのその他の取り組み
プロジェクトは、アクセシビリティの向上に寄与するさまざまな活動を継続的に行っていきます。これにより、多様なニーズに応える質の高いサービスを提供することを目指します。
連携先と研究期間
このプロジェクトは、中央大学の超高齢社会のインフラプロジェクトⅡ(研究責任者:秋山哲男教授、丹羽菜生准教授)との協力により進められます。研究期間は2026年8月から2028年3月までとなっており、持続可能なアクセシビリティの未来に向けた実践的な試みが行われます。
アクセシビリティ・ガイドライン
GREEN×EXPO協会では、全ての来場者が安心して楽しめるよう、アクセシビリティ・ガイドラインを定めています。障害当事者や専門家の意見を反映し、具体的な施策についての検討が進められており、2025年3月には最初のガイドラインを公表予定です。この取り組みを通じて、たくさんの人々が花や緑に触れ合い、心豊かな時間を過ごせる場を提供していきます。
詳細については、公式サイトをご確認ください。
アクセシビリティに関する取り組み。
各種活動が実を結び、2027年の開幕に向けてさらに多くの人々が楽しめる環境が整い、魅力あふれる博覧会が実現されることを期待しています。