BYD海豹06 DM-iの性能を究明！小野測器とコベルコ科研の新連携

新たな幕開け！BYD海豹06 DM-iの性能を解剖

株式会社小野測器が新たな試みとして、プラグインハイブリッドカー「BYD海豹06 DM-i」の性能評価をスタートしました。このプロジェクトは、電動車両に関する高精度な計測データを提供する新規事業「ベンチマーキングレポート販売」の一環であり、特にこの車両の優れたエンジン熱効率や低燃費に注目が集まっています。

特徴的な性能とその理由

BYD海豹06 DM-iは、世界が注目する特異な性能を有しています。エンジン熱効率が46.06%を誇り、燃費はわずか2.9L/100kmという驚異的な数字を叩き出しています。また、航続距離は2100kmを超え、この性能が国内外の自動車メーカーから高い評価を受けている理由となっています。小野測器はこの車両に特化した詳細な調査を行うことで、性能の秘密に迫ります。

コベルコ科研との強力な連携

小野測器は、パートナーであるコベルコ科研と共同で、この車両の性能評価を実施します。コベルコ科研は分解調査において高い専門性を持ち、車両の構成部品に施された工夫を明らかにすることが可能です。これにより、計測データだけでなく、パーツの質や性能向上の背景にも迫ることができます。

業界の期待が高まる

このベンチマーキングレポートは、2025年春から順次リリースされ、自動車業界にとって重要な情報源となるでしょう。特に、xEV開発が進む中で、電動車両に対する高品質なデータのニーズが高まっています。このプロジェクトは、自動車メーカーや関連企業にとって、開発に活かすための貴重な情報となることが期待されています。

今後の展開

具体的な調査内容としては、実路試験や台上試験が行われます。実路試験では、車両の騒音（NVH）やロードノイズの伝達経路解析を行い、2025年春にリリース予定の報告書にそのデータを含めます。また、台上試験では、熱マネジメントやハイブリッド制御の解析も実施される予定です。これにより、エンジン性能やパワートレインの評価も行い、さらに深い知見が得られるでしょう。