すかいらーくHD、シフト管理の革新を目指す
株式会社すかいらーくホールディングスが、クラウドシフト管理サービス『らくしふ』の導入を発表しました。この取り組みは約3100店舗を抱える同社にとって、シフト業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現する重要なステップです。
導入の背景
すかいらーくは、国内外で20以上のブランドを展開し、約10万人の従業員が働く大手外食企業です。この規模の企業では「人財」を最も重要な経営資源と位置付け、従業員の満足度向上に向けた取り組みが急務となっています。しかし、以前のシフト管理は紙や手入力によるアナログ運用が中心で、希望シフトの収集や調整に多くの時間と労力を要していました。さらに、多店舗のシフト状況や総労働時間をリアルタイムで把握することが難しいため、経営判断や改善策を講じる際に大きな障害となっていました。
導入後の変化と成果
『らくしふ』の導入により、シフト管理が革命的に改善されました。希望シフトの回収や転記、調整と確定作業がデータで一元管理されるようになり、シフト作成にかかる作業負担はおおよそ半減しました。これにより、手入力によるミスや確認作業も大幅に減少し、時間的にも心理的にも負担が軽くなったとされています。
また、シフト確定が3〜4日早くなることで、従業員が生活の予定を立てやすく、店舗側も計画的な運営が可能になりました。マネジャーは、営業や改善活動など本来注力すべき業務に多くの時間を使える環境が整い、業務の効率性も向上しています。
さらに、各店舗のシフト状況や総労働時間をリアルタイムで把握できるようになり、経営陣は必要な支援が求められている店舗を迅速に特定できる体制が整いました。これにより、本社は現場に足を運ばなくても適切な意思決定が行えるようになり、店舗の運営が一層スムーズに進むようになりました。
人財定着と顧客満足度の向上
シフト管理がスマートフォンで完結することで、従業員の働きやすさも格段に向上しました。結果として、従業員の定着率が高まり、業務の習熟度も向上しています。この好循環は、安定したQSC(品質、サービス、清潔)を提供することに繋がり、最終的には顧客満足度の向上を実現し、売上や利益の向上にも寄与しています。
導入担当者のコメント
すかいらーくのIT本部 フィールドDXグループのリーダー、山本敦史氏は、『店舗中心経営を推進する中で、シフト管理業務のDXが進展したことで、希望シフトの回収から作成、調整、確定までの業務の負担が大幅に削減されました。リアルタイムでのシフト状況の把握が可能になったことで、必要に応じて迅速な判断を行える環境が整い、現場の安定運営や人材の定着に繋がっています。』と述べています。
企業情報
すかいらーくホールディングスは、1962年に設立以来、国内外で数多くの店舗を展開し続けています。今後もテクノロジーを活用した運営の革新が期待されており、ますます注目される企業と言えるでしょう。詳細情報は、
すかいらーく公式サイトで確認できます。
このように、すかいらーくHDのクラウドサービス導入は、飲食業界におけるシフト管理の新たな可能性を示しています。今後の展開に要注目です。