ザ・カハラ・ホテル横浜、ブッフェ料理で食品ロス削減に貢献

ザ・カハラ・ホテル＆リゾート横浜、食品ロス削減に向けた新たな取り組み

神奈川県横浜市に位置する「ザ・カハラ・ホテル＆リゾート横浜」は、2025年に開業から5周年を迎えます。この節目を前に、同ホテルは食品ロスを削減するための注目すべき取り組みに着手しました。具体的には、同ホテルのブッフェ料理で消費しきれなかった果物や野菜を、横浜市の「よこはま動物園ズーラシア」へ提供する計画です。この試みは、横浜市との連携によって実現したもので、地域内での資源循環利用を促進し、持続可能な社会の構築に寄与しています。

取り組みの背景

ザ・カハラ・ホテルでは、朝食ブッフェや特別なバンケット用の料理が提供されています。そこで出た余剰食材は、食品ロスとして廃棄されることが一般的ですが、同ホテルでは「ローカルリスペクト」の精神から、地元資源を活用する道を選びました。これにより、無駄を最小限に抑えるだけでなく、地域の動物たちの新しい食材として再利用することができます。元々の理念に基づいた提携により、ホテルの不必要な食材が動物園の動物たちの栄養源になります。

提供される食材とその活用

提供される食材には、パイナップルやオレンジなどの果物はもちろん、ドラゴンフルーツやグレープフルーツといった多様な種類の野菜や果物が含まれます。これらは、2025年8月30日（土）に開催される「ナイトズーラシア」や、9月6日（土）の「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」で動物たちのおやつとして利用される予定です。当日、訪れるゲストは、動物園の飼育員による特別ガイドを受けながら、動物たちが果物入りの氷を楽しむ様子を見学できます。

イベント内容

これらのイベントでは、来園者に対して食品ロスや資源の循環利用に関する理解を深めるためのパネル展示も行われます。また、実際にどのように食材がホテルから動物園へと運ばれるか、その過程についての興味深いエピソードが紹介されます。これにより、来場者は食品ロス削減の重要性を実感し、地域に対する意識を高める機会となるでしょう。

ザ・カハラ・ホテルについて

「ザ・カハラ・ホテル＆リゾート」は、ホノルルで60年以上の歴史を持つ高級ホテルの第一号として、2020年に横浜・みなとみらいに開業しました。ブランドのコンセプトは「Timeless Luxury」、すなわち時を忘れ、時を超え、時を刻む体験を提供することを理念としています。146室の広々とした客室や、素晴らしいレストラン、そのほか多彩な施設が整ったこのホテルは、訪れる人々に至福の時間を提供します。