令和8年春の神奈川県における花粉飛散量予測
神奈川県の自然環境保全センターは、令和8年春のスギおよびヒノキ花粉の飛散量を予測するため、各地で雄花の着花量調査を実施しました。調査の結果、スギとヒノキの花粉飛散量は「やや多い」とされています。以下に、調査結果の詳細をお伝えします。
調査結果の概要
今年の調査では、スギ林54箇所とヒノキ林40箇所で雄花の着花量を観測しました。スギに関しては、調査した54箇所の平均着花点数が54.9点であり、昨年の60.2点よりは若干下回りますが、過去25年間の平均である42.2点を上回る結果となりました。これは過去7番目に高い数値です。
一方、ヒノキ群においては、平均着花点数が55.4点で、昨年の47.7点や14年間の平均である46.6点を上回っています。こうした数字から、スギとヒノキの花粉飛散量はどちらも例年よりやや多いことが示唆されています。
花粉の飛散量に影響を与える要因
花粉の飛散量には、夏期の気温や前年の着花量が影響を及ぼします。令和7年の夏には記録的な猛暑が続き、スギの着花量は前年よりやや多く見られましたが、その影響で令和8年の着花は少なかったと考えられています。同様に、ヒノキも前年が例年並みの着花であったため、大きな増加にはつながりませんでした。
スギ・ヒノキの着花調査について
スギの調査
- - 調査期間: 令和7年11月10日から17日
- - 調査地域: 県北部(相模原市緑区の17箇所)、県央部(厚木市、愛川町、清川村の10箇所)、県北西部(秦野市、松田町、山北町の13箇所)、県西部(小田原市、南足柄市の14箇所)
- - 調査方法: 各調査地から40本のスギを選び、着花状況を評価し、点数化しました。
ヒノキの調査
- - 調査期間: 令和7年12月1日から3日
- - 調査地域: 県北部(相模原市緑区の8箇所)、県央・湘南部(厚木市、秦野市、伊勢原市、清川村の9箇所)、県北西部(南足柄市、松田町、山北町の9箇所)、県西部(小田原市、箱根町の14箇所)
- - 調査方法: ヒノキ林では見通しの良い10本を選び、同様に着花状況を評価し点数をつけました。
花粉への備え
このように、令和8年春の花粉飛散量は例年より「やや多い」となりますので、花粉症の方々は早めの対策を講じることが必要です。マスクやメガネの着用、外出時の注意などを心がけ、快適な春を迎えましょう。
問い合わせ先
花粉飛散量に関する詳細情報や予防策については、神奈川県自然環境保全センターへご連絡ください。電話番号は046-248-0321です。