岡山大学初となる模擬国連開催、学生たちが女性問題を議論

岡山大学初開催の模擬国連「OKAMUN 2025」

2025年12月5日、岡山大学津島キャンパスにて、岡山大学初の模擬国連「OKAMUN 2025」が開催されました。この歴史的なイベントには、同大学からの学生に加え、ノートルダム清心女子大学の学生なども参加し、合計で60人以上の学生が集まりました。

参加者は多国籍、国際的な交流が実現

参加者の中には、岡山大学が提供する「English Diplomacy」や「上級英語MUN」科目を履修中の15人、日本以外の12カ国からの留学生14人、そして非公式のMUNサークルからの学生3人も含まれています。国際的な参加者が集まることにより、英語でのコミュニケーションや異文化交流を通じた体験は、学生たちにとって貴重なものとなりました。

女性問題をテーマにした議論

今年の模擬国連では、特に女性問題がテーマとして選ばれました。参加者たちは各国の代表として、女性の権利とその保護に関わる議題について英語で熱心にスピーチや議論を行いました。このテーマは、現代社会における重要な問題であるため、参加者は真剣な表情で意見交換に臨んでいました。

決議案の可決

議論の結果、以下の3つの委員会において、合計8つの決議案が可決されました。
1. ジェンダーに基づく暴力から女性と女児を守る委員会
2. 女性の経済参画促進委員会
3. 女性の政治・平和構築への参画促進委員会
これらの決議案では、女性の権利を守るための具体的な施策や国際的な協力が求められました。

将来への大きなステップ

岡山大学の模擬国連は、2026年に予定される日本大学英語模擬国連（JUEMUN）や、バルセロナで開催される模擬国連（NMUN）といった、さらに大規模な国際イベントに向けた練習の場となりました。この取り組みを通じて、学生たちは国際的な視野を広げ、リーダーシップ能力を磨くことが期待されています。

すべての参加者に感謝

OKAMUN 2025を実現するために尽力した全ての参加者やスタッフに感謝の意を表します。岡山大学は今後も地域に根ざした大学としての活動を続け、グローバルな環境において貢献していく所存です。地域や国際社会における共同の未来を築くために、学生たちの活動はますます重要性を増していくでしょう。

今後、岡山大学では、模擬国連に参加した経験を活かし、更なる国際交流の機会を提供していく予定です。地域中核・特色ある研究大学としての教育活動に、ぜひご注目ください。