訪問看護業界の効率化を実現する新システム「タイムプラスPON」とは
訪問看護事業において、業務負担の軽減と生産性向上を目指す新たなシステム、「タイムプラスPON」が登場しました。このシステムは、円仁会株式会社によって開発され、訪問看護事業者向けに提供されるものです。看護師の移動時間削減や業務の自動化を図り、経営の改善に寄与することを目的としています。
背景
訪問看護ステーションを4年間運営してきた円仁会では、看護業務と管理業務の間での効率的な運営に課題があったことに着目しました。特に、看護スキルの不均一性や看護師の移動時間の無駄を経験し、加えて車両管理や人事労務、備品管理といった総務業務の煩雑さが、長時間労働や経営の停滞を引き起こす要因となっていました。これらの課題を解決するために、「タイムプラスPON」を自社で開発することに至りました。
「タイムプラスPON」の3つの特徴
1.
情報の可視化
移動時間とケア内容に基づいた訪問看護師ごとの生産性を計測し、関連する車両管理や人事業務、備品の管理情報をダッシュボードで一目で確認できます。このシステムは、裏で作業を自動的に処理することから、スタッフが実際の業務に集中できるようになります。
2.
経営判断の迅速化
看護師や管理者、経営者は常に「正しい現状」をリアルタイムで把握でき、次に取るべきアクションを迅速に判断できます。これにより、売上の最大化とともに労働の負担を軽減することが期待されます。
3.
試験運用による成功実績
自社のステーションで1年間の運用実績を経て、移動効率の最適化を実現し、訪問件数の増加と総務業務時間の削減(約30%)に成功しました。この結果、看護師の定着率も向上し、長時間労働からの脱却が見込まれます。
導入の流れ
「タイムプラスPON」は、システムの導入だけでは完結しません。以下の3つのステップからなる伴奏型のパッケージで提供されます。
導入前に、現状の課題をデータ化し、経営の明確化を図ります。
貴社の業務フローを適正化し、システムが効果的に活用できるようサポートします。
ITツールに不慣れな現場でも安心して運用できるよう、スマホ感覚での操作を推奨し、確実な生産性の向上を実現します。
効果と成果
導入後、実際に得られた成果は以下の通りです。
- - 訪問件数が1日あたり1人につき0.5件増加
- - 事務作業時間の約30%削減
- - 月間残業代が25%削減
- - 看護師の離職リスクを減少させ、定着率向上に寄与
- - 無駄な事務作業が激減し、スタッフが本来の業務に集中できる環境が整った
このように、円仁会の「タイムプラスPON」は訪問看護業界に新しい風を吹かせ、経営の効率化と質の向上を同時に実現しています。効率的な運営をお考えの事業者にとって、注目すべき一手となるでしょう。これからも、訪問看護の現場が進化していくことに期待が高まります。