マイナビパートナーズが「STARS」社内競技会を開催
株式会社マイナビパートナーズが、障がいのある従業員をターゲットにした社内競技会「STARS」を開催しています。このイベントは、6月2日から6月20日までの間、スキルアップと業務の向上を目的にしたもので、約180名の従業員が参加しています。マイナビパートナーズは、障がい者の雇用促進を進める特例子会社として、誰もが活躍できる道を開拓する使命を果たしています。
STARS競技会の概要
「STARS」は、PCスキル、軽作業、クリエイティブ、ヘルスケアなど、様々なカテゴリーにわたって競技が行われます。参加者は障がいの種別を問わず、日々の業務に役立つスキルを向上させる機会を得ることができます。競技は、PCにおけるプログラミングやタイピング、軽作業のカウント、クリエイティブなライティングやデザイン、そしてヘルスケアの施術業務などが含まれています。
開催日程は、各競技ごとに分かれていますが、最終的な閉会式は6月25日(水)に実施される予定です。この競技会を通じて、参加者は自らの能力を試し、新たなスキルを磨くことが期待されています。
障がい者雇用の現状と課題
障がいのある方々の雇用率は年々増加していますが、入社後のスキルアップに関しての課題は依然として残っています。2024年には法定雇用率が2.5%に引き上げられるなど、環境は変わりつつありますが、実際には「スキルアップ」の機会が少ないことが多くの事業所の懸念事項として指摘されています。スキルを活かせる職務の設定やキャリア形成支援が求められています。
マイナビパートナーズの取り組み
マイナビパートナーズでは、「STARS」を通じて、自らのスキルを高め、キャリア形成につなげる取り組みを積極的に行っています。また、障がいのある従業員一人ひとりを尊重しながら、その成長を支援する方策を導入し、障がい者の活躍の場を広げていくことを目指しています。企業全体としても、障がいを持つ方々に対する理解を深め、共生社会の実現を目指す努力が続けられています。
今後の展望
マイナビパートナーズの代表取締役社長、藤本雄氏は、「障がい者を戦力として位置づけ、持続的な雇用を実現することが社会全体にとって重要です」と述べています。企業の中で障がいのある従業員が自己の能力を発揮できる場を提供し、さらなる職務拡張を図ることで、より良い職場環境を構築していく未来が期待されます。
この競技会「STARS」は、障がい者雇用の重要性を再認識する機会であり、多様な人材が共に生きる社会の実現に欠かせないステップとなっています。マイナビパートナーズの取り組みが他の企業にも広がることを祈っています。