坂木茜音の個展『昨日見た花の色は何色だったっけ』
神奈川県横須賀市で、美術大学を卒業した起業家、坂木茜音が初めての個展『昨日見た花の色は何色だったっけ』を開催することが決まりました。この展示は2026年7月10日(金)から7月20日(月・祝)の期間、古民家スペース〈問室 -toishitsu-〉で行われます。
坂木茜音は、デジタル名刺「プレーリーカード」の共同創業者としても知られ、アートと事業を行き来しながら新しい価値を創造しています。本展では、現在の“加速する社会”の中での「遅さ」と「曖昧さ」というテーマを掲げ、写真やガラスを使用した立体作品、さらには参加者が体験できるインスタレーション作品を発表します。
展示内容とテーマ
坂木氏は、「昨日を忘れること」に着目し、社会全体のスピード感が人々の時間の感覚をどのように変えているのかを問いかけます。彼女は、AI技術の進化や動画視聴の倍速化といった現象から、人間の「遅さ」や「曖昧さ」の価値について再考したいと思っているとのことです。「速さ」と「遅さ」は対立するものではなく、同じ文脈に存在するものと捉えています。
この個展では、観客に「それぞれの時間感覚」を享受してもらうことを目的とし、作品同士の対話を通じて新しい視点を提供することを目指しています。
トークイベントとワークショップ
期間中は、坂木氏が自らトークイベントや参加型のワークショップも多彩に展開します。全4回の開催予定で、人類学者や建築家など多様な専門家をゲストに迎え、作品にまつわるテーマについて深く対話を交わします。また、ワークショップでは横須賀の町を散策し、参加者が「今日は覚えておきたい」と思うものを持ち帰るという体験を通じて、日常の中にある価値を再発見してもらうことを狙っています。
トークおよびワークショップの詳細は、公式サイトやSNSで随時発信される予定です。事前予約が必要なものもありますので、参加希望の方は早めのチェックが推奨されます。
坂木茜音について
坂木茜音さんは、山口県出身で、京都美術工芸大学で伝統工芸とアートを学びました。その後、美術館やコワーキングスペースでの職業を経て、起業家としての道を歩みながら、アートの世界に戻りました。多様なキャリアを持つ彼女は、アートもビジネスも「問い」を大事にした作品作りを志向しています。自身初の個展となる今回、彼女にとっても新しい挑戦であり、アートの可能性を探求する大事なステップとなるでしょう。
開催情報
- - 開催場所: 問室 -toishitsu- (神奈川県横須賀市汐入町3-20-4)
- - 会期: 2026年7月10日(金)〜 7月20日(月・祝)
- - 開館時間: 平日 12:00–21:00 / 土・日・祝 10:00–19:00
- - 入館料: 500円(小学生以下は無料)
この機会に、坂木茜音の作品を通じて「時間」と「社会」というテーマを深く考える旅に出てみてはいかがでしょうか。新たな発見が待っていることでしょう。