新たな業務提携で相続手続きと遺品整理の負担を軽減
日本は今、高齢化が進む中で大きな「相続時代」に突入しています。特に2025年には、団塊の世代が高齢者となる「2025年問題」が待ち受け、高齢者の相続案件は今後も急増する見込みです。このような背景の中、相続に関する手続きや遺品整理の負担が高まっています。そこで、相続手続きのデジタル化を推進する「better相続」と、遺品整理の専門企業「LifeTie」が業務提携を行いました。
提携の意義と背景
2023年には、相続税申告件数が15.5万件に達し、過去最大を記録しました。このように多くの方が相続問題に直面する中、亡くなった方の遺族にとって、相続手続きは精神的にも時間的にも大きな負担となります。特に、複雑な書類を準備し、役所や金融機関を何度も訪れる手続きは、多くの人が苦労するポイントです。
加えて、遺品整理にも肉体的かつ精神的な負担が伴い、これが空き家問題の一因となっています。現在、日本には900万戸もの空き家が存在し、相続や遺品整理をどう進めるかが重要な課題となっています。
約70%の人が、遺族が抱える相続の負担を軽減すべきだと感じています。そのためには、相続手続きのDX化を進めることが急務です。これに対処すべく、「better相続」を手掛ける辻・本郷ITコンサルティングと、「LifeTie」が手を組み、遺品整理から相続手続きの完結に至るまでのスムーズなサービスを提供する体制を整えました。
実現される新たなサービス
この業務提携により、各社のサービスが連携することで、ご遺族が相続手続きや遺品整理を同時進行で行えるようになります。具体的には、「better相続」を利用する方は、相続手続きと並行して「LifeTie」に遺品整理を依頼できます。また、逆に「LifeTie」の利用者にも、「better相続」の資料を提供し、煩雑な手続きを効率化します。
この流れにより、ご遺族は書類作成や役所への訪問などの負担を大幅に軽減でき、円滑な資産承継が可能になります。両社は、信頼できるサービスを提供し、相続問題を解決することに貢献します。
両社のサービス概要
LifeTie (ライフタイ)
LifeTieは、遺品整理だけでなく、生前整理や特殊清掃、貴金属・宝石の査定・買取、不動産売却まで、幅広いサービスを提供しています。同社は、2025年から静岡支店を開設し、対応エリアを拡大する予定です。
better相続
「better相続」は、相続手続きのオンラインプラットフォームで、ユーザーがスムーズに自分で手続きを進めるための支援を行います。相続税申告や不動産の名義変更も簡易に行えるシステムを提供しています。また、生前対策や不動産売却の相談も受け付けています。
今後の展望
今回の提携により、より多くのご遺族が安心して相続手続きや遺品整理を進められるようになることでしょう。高齢化社会における相続問題の重要性は益々増しており、両社は引き続き、革新的で安心できるサービスを提供し続けます。
会社情報
- 所在地:神奈川県川崎市川崎区京町1丁目3-10
- 事業内容:遺品整理、特殊清掃など
- URL:
https://ihinseiri-lifetie.com/
- 所在地:東京都渋谷区代々木1-36-4
- 事業内容:業務コンサルティング、ソフトウェア販売など
- URL:
https://ht-itc.jp
この提携により、相続手続きと遺品整理が一体化し、多くの人々が抱える悩みを軽減できることを期待しています。