商館時計の魅力
2025-08-07 10:55:56

横浜開港資料館で特別公開!商館時計の歴史と魅力を探る

横浜開港資料館 特別公開「横浜の外国商社と舶来時計」



令和6年度にから開催される特別展示「横浜の外国商社と舶来時計」が、横浜開港資料館にて実施されます。この展示では、明治の近代化を背景に、横浜が時計の輸入の中心地だった時代と、その時代において重要な役割を果たした商館時計を紹介します。

背景と目的


明治5年(1872年)、日本では時間制度の改革が行われ、太陽暦の導入などが行われました。この変革は、日本人の時間感覚に深い影響を与え、西洋式の時計が広まりました。この展示では、特に外国商社が輸入した舶来時計に焦点を当て、それらが形成した日本の時計文化の一端を伝えていきます。

小川雄一コレクションの紹介


本展示の目玉となるのが、小川雄一コレクションです。このコレクションは、商館時計163点を含む245点にも及ぶ資料で構成されています。この貴重なコレクションは、2025年に横浜開港資料館に寄贈され、同館の研究や展示活動に大きく寄与することが期待されています。小川雄一氏自らの祖父から受け継いだ時計が、彼の時計収集に対する情熱のきっかけとなったこともうかがえます。

展示の見どころ


この展示では、確認された16社の外国商社ごとに商館時計と収納箱が展示され、それぞれの商館がどのような時計を取り扱っていたかや、その特徴について詳しく紹介されます。特定の商社の時計やその関連資料も展示されており、来館者は多彩な視点から商館時計の魅力を感じることができるでしょう。

例えば、F.へロブ商会やシュオーブ・フレール商会の時計も紹介され、各商社がどのような時計文化を持っていたのかに触れることができます。また、商社に勤務した外国人たちの横浜での生活がどのようなものであったのか、初公開の写真とともに紹介される予定です。

体験型イベントと講座


さらに、展示に関連した多彩なイベントも計画されています。展示の担当者による展示案内や連続講座が開催され、興味深い詳細な解説が提供されます。特に、商館時計の流通に関する講義や、横浜外国人居留地を歩くまち歩きイベントは、参加者にとって刺激的な体験となるでしょう。これらの企画は、商館時計の魅力をより深く理解する手助けとなります。

来館情報


この特別展示は、2025年9月13日から12月21日までの間、横浜開港資料館で開催されます。入館料は一般500円、小・中学生や65歳以上の方は250円とお手頃な価格です。特別な体験を通じて、横浜の歴史や時計文化に触れてみてはいかがでしょうか。

是非、横浜開港資料館を訪れて、商館時計とその背後にある歴史を探ってみてください。今後のイベントや関連企画にもぜひご注目ください。


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