アマダプロダクト、最新のトーションマシン「LM-26A」販売開始！

新型トーションマシン「LM-26A」販売開始

神奈川県伊勢原市に所在するアマダグループの株式会社アマダプレスシステムは、15軸制御を搭載したワイヤ回転式のトーションマシン「LM-26A」の販売を2023年3月11日に開始すると発表しました。この新製品は、ねじりばねだけでなく、引きばねや圧縮ばね、さらにはフォーミングなど、あらゆる線加工が可能な優れたばね成形機です。

「LM-26A」は、2023年に登場した同じく対応線径違いの「LM-16A」と同様に、上下に分けた4軸の加工スライドを採用しています。これにより、従来では難しいとされていた複雑な形状の加工も可能になり、作業の範囲が広がります。プログラム制御による高い再現性は、段取り時間や作業負担の軽減に寄与し、生産性を高める要因となります。

特徴的な機能と利点

「LM-26A」の設計は、省スペース化を実現しており、従来の機種TM-20Mと比較しても、設置面積は変わらずに太い線の加工が可能です。また、最近のモノづくりの現場では、品質や生産性の向上が求められる中で、人手不足の課題も抱えており、自動化や段取りの簡素化が強く求められています。「LM-26A」は、独自のばね成形プログラム「MNO2」により、プログラム作成が容易で、生産状況を見える化する機能を持ち、多種にわたるニーズに応える製品です。

主な機能

- 高精度加工: 2連フィードローラユニットを搭載し、ワイヤにかかるフィード圧を軽減。高分解能のサーボモーター制御によって、精密な動作を実現しています。

- 生産性の向上: 高速回転のロータリーサーボスライドによる加工時間の短縮や、スピナツールによるピン交換作業の削減が可能です。

- 操作性の向上: 「MNO2」プログラムは、プログラムの流れや動作状況を視覚的に確認でき、タッチパネルによって操作がしやすくなっています。さらに、IoT対応により、スマートフォンやPCでマシンの稼働状況をモニターできることも特徴です。

オプションユニットでニーズに応える

「LM-26A」は、加工に必要なニーズに応える豊富なオプションユニットも取り揃えています。最前方に最大200mm動く「3Dスライドユニット」、ワイヤ切断後の加工を行う「エアグリップユニット」、外径調整を行う「外径サーボユニット」、コイル長さを計測する「静電容量センサーユニット」など、多様なオプションが利用可能です。

仕様

- 機種名: LM-26A
- 線径: ø1.2～ø2.6 mm
- 最大フィード速度: 160 m/min
- 標準軸数: 15
- 本体質量: 1700 kg
- 制御装置: Windows
- ソフトウエア: MNO2

販売の詳細

「LM-26A」は2023年3月11日からの販売を予定しており、年間販売目標は6台、販売価格は19,800,000円（税別）となっています。製品詳細についてはこちらをご確認ください。また、加工の様子を知りたい方はこちらの動画をご覧ください。※情報は予告なく変更されることがありますので、ご了承ください。