住宅ローン×年収実態調査2025の結果
株式会社ザルームツアーが行った「住宅ローンと年収に関する実態調査2025」が、全国の注文住宅購入者からの貴重なデータを収集しました。この調査では、最大3,700名の住宅購入者が回答し、家づくりに関するリアルな声を集めました。
調査の目的
ザルームツアーは、「住みたい暮らしはここにある」というノウハウをもとに、住宅のリアルな情報をSNSで発信しています。今回の調査は、住宅会社や金融機関が顧客理解を深め、より的確な提案や商品開発に役立てることを目的としています。
調査概要
調査名: 住宅ローンと年収に関する実態調査2025
方法: Instagramを通じたオンラインアンケート
対象: 注文住宅を建てた全国の男女
有効回答数: 最大3,700件
調査期間: 2024年4月〜2025年10月
主な調査結果
1. 頭金の実態
頭金を入れた購入者は約46%で、平均額は借入額の20.8%に。頭金を入れない理由には「住宅ローン控除の活用」「金利が低いこと」「現金を手元に残したい」という声が。これは、資産運用の視点から見ても注目すべき動きです。
2. 月々のローン支払い額
月々の返済額は「10〜20万円」が57.1%を占めており、多くの購入者が無理のない返済プランを設計しています。続いて「1〜10万円」が36.2%と続き、600万円以上の生活費を考慮した現実的な返済が伺えます。
3. ボーナス払いの傾向
ボーナス払いをしていない人は74%に達しました。理由は「浮いた分を投資に回したい」「趣味に使いたい」という生活スタイルの変化が表れており、より資産運用を意識する人たちが増加しています。
4. 世帯年収と家の予算
調査によると、平均世帯年収は1,097万円、家の予算の平均は6,289万円となり、特に4,000〜5,000万円の範囲が人気です。年収400~700万円の層では予算2,600~4,600万円、701~1,000万円の層で3,700~6,600万円、そして1,001万円以上の層は5,000万円から1億円が予算の目安です。
5. 予算オーバー時のコスト調整方法
予算オーバーが発生した際の対応策としては、「坪数を減らす」や「仕様を標準に戻す」といった方法が多く見られました。他にも、外構費用の削減や施主支給を選ぶ声も。ライフスタイルに応じた合理的な選択が浮かび上がってきます。
6. 金利タイプの選択傾向
全体の70%が変動金利を選択しており、低金利を活かしたいという意向が強いようです。全期間固定金利は18%、固定期間選択型は12%で、景気の変動を見据えた柔軟性を求める人々が見受けられます。
調査から得られた洞察
この調査からは、家づくりに対する価値観の多様化や、顧客それぞれのライフスタイルに応じた資金設計の重要性が浮かび上がりました。今後ますます変わっていく住宅購入のスタイルに注意が必要です。
まとめ
ザルームツアーが分析した「住宅ローンと年収に関する実態調査2025」は、これからの住宅購入において重視されるべきポイントが多く含まれています。今回のデータは報道や各種媒体などでも引用・活用可能です。詳しくはザルームツアーのWebサイトをご覧ください。