夫婦で一級彫刻士
2025-08-30 08:41:22

鎌倉の伝統を彫る。夫婦二人三脚で一級印章彫刻技能士合格の道のり

鎌倉の伝統を彫る



鎌倉市御成町に位置する「鎌倉はんこ」は、創業70年の老舗印章店であり、全国の寺社仏閣や有名人から高い信頼を寄せられています。その店主、月野允裕さん(46)と妻の千恵子さん(41)は、国家資格である印章彫刻の一級技能士に夫婦そろって合格しました。この快挙は、全国でも非常に希少なもので、二人三脚での努力が実を結んだ瞬間です。

一級技能士の厳しい道のり



一級技能士の受検資格は、実務経験が7年以上か、二級を合格後に2年以上の経験が必要です。彼らが参加した試験は、県内では唯一の夫婦での挑戦で、全国的には約110名が腕を競いました。実技試験では、直径18ミリという小さな柘材の中に16文字を完全手彫りする技術が求められ、その技の細やかさは0.2ミリの世界に挑むもので、職人の熱意が感じられます。

合格に向けての取り組み



実は、彼らは3年前にも挑戦していましたが、その時は不合格となりました。しかし、彼らはあきらめず、「次こそは受かる」と固い決意のもと、日々の仕事と並行しながら、この検定に向けた訓練を続けました。早朝や深夜にも練習に時間を割き、一人あたり50本以上の柘材に彫り込み続けたのです。

「一生を共にする印鑑を、責任を持って作りたい」と語る二人。日本の伝統文化を未来へつなげる重要な役割を担っていることを強く自覚し、啓蒙活動にも力を入れています。

技術を維持し、未来へとつなぐ



印章彫刻の技能士になるための道は厳しく、全国には約1万社の印章関連事業者が存在し、その中でも一級印章彫刻技能士として認められるのは100名にも満たないという少数派です。この背景には、デジタル化やペーパーレス化の進展が影響を及ぼしており、印章業界全体が厳しい時代を迎えています。しかし、月野夫妻は、「文化を継承する使命がある」と自らを鼓舞しながら、これからも挑戦を続ける意向を示しています。

彼らが残す印章には、それぞれの思いが込められています。「これからも、技術を磨きながら、多くの方々に印章の魅力を伝えたい」との願いが、彼らの仕事を通じて伝わってきます。

終わりに



このように、鎌倉はんこの月野夫妻がもたらす印章の技術は、日本の伝統文化とその未来を支える重要な要素となっています。今後の活動に期待が寄せられます。彼らの作り出す印章が、より多くの人々の生活に彩りを添えてくれることでしょう。特に、印章職人や興味を持つ人々に向けた情報発信や体験プログラムも充実しており、次世代の職人を育てるための取り組みにも注目が集まっています。彼らのこれからの挑戦に、ぜひ注目していきたいと思います。


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