ネットワーク監視ツール「OpManager」の新ビルドが登場
ゾーホージャパン株式会社が、ネットワーク統合監視ツール「OpManager」の新たなビルド(12.8.272)をリリースました。このアップデートの目玉は、AIを駆使した適応しきい値機能の強化です。これにより、ユーザーは過去の監視データに基づいて、リアルタイムで最適なしきい値が自動で設定されるため、運用効率が大幅に向上します。
適応しきい値機能の概要
ネットワークやシステムの監視では事前に設定されたしきい値に基づいて異常を検知することが一般的ですが、適切なしきい値を設定しないと、逆に無駄なアラートが発生したり、重要な異常を見逃すおそれがあります。そこで、OpManagerの新機能である適応しきい値機能が登場します。AIを利用して、ユーザーが気にするパフォーマンス項目に対して、最適なしきい値を予測し、異常を早期に検知できるようになります。
これにより、従来はCPU使用率やメモリ使用率、死活監視の応答時間に限られていた適応しきい値機能が、ほぼ全てのパフォーマンス監視項目に適用可能になることで、ユーザーの負担が軽減されることが期待されます。
主な機能拡張
1.
ネットワークパス分析の強化
新たに特定の宛先への経路における問題を分析できる機能が追加されました。今までのOpManagerサーバーを送信元にした経路監視から、OpManagerエージェントをインストールした装置からのデータも監視可能になることで、より広範囲にわたるネットワークの問題を把握できます。
2.
アラート相関ルールの追加
ユーザーは独自のルールを設定することができ、これによってアラートのノイズを減少させることが可能になります。これにより、運用の煩雑さが軽減され、より効率的な監視が実現します。
3.
ストレージ監視の強化
新たにHitachi NASのストレージ監視が可能となり、さらにEMCやIBM、Netappの各種装置のテンプレートが追加されました。これにより、ストレージ監視のオプションも増え、ユーザーのニーズに応える構成が実現されています。
OpManagerの特徴と実績
ManageEngine OpManagerは、物理、仮想、クラウドサーバーやネットワーク機器の統合監視を行っており、そのコストパフォーマンスは非常に高い評価を得ています。日本国内においては3100ライセンス以上の販売実績があり、多くの企業で活用されています。多様なレポート機能や視覚的に状況を把握できるマップビューは、IT運用管理の効率化に寄与しています。
近年では、中規模・小規模向けの市場においてシェア第1位を確立しつつあり、ますますその注目度が高まっています。特に、ITインフラの監視業務において必要かつ十分な機能を網羅していることで、多くの企業から信頼を寄せられています。
このように、OpManagerは自社のニーズに応じたカスタマイズも可能で、導入後の運用でも手間がかからないシンプルさが特長です。今後のさらなる機能拡張にも期待が寄せられています。
公式情報
OpManagerの詳細については、
オフィシャルサイトをご覧ください。お得な価格情報や導入事例、さらには体験サイトも用意されており、ユーザーはその実力を試すことができます。ぞーホージャパン株式会社は、安心できる製品を提供しており、継続的なサポートも行っています。